
リストカット
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edit2025.08.04
中学3年の息子をもつ母です。
息子はちょうど1年前から不登校になり、日々悩みながらも、少しずつ前に進んできたと思っていました。昼夜逆転が減ったり、表情が柔らかくなったり、会話が増えたり…「よし、いい感じ」と思っていた矢先――
土曜日に息子の左手首にリストカットの跡を見つけてしまいました。
驚きと動揺でいっぱいになりましたが、責めたり問い詰めたりするのは良くないと知っていたので、その場では何も言わず、ただ背中をそっとさすることしかできませんでした。
それ以降、その話には触れていません。
息子も、「見つかってしまった」と思っているようで、少し落ち込んでいる様子です。
ちなみに、翌日は家族でプールと映画に出かけ、笑顔もたくさん見られました。ただ、時おりふと暗い表情になることもあり、「やっぱり何か抱えてるんだろうな…」と感じています。
昨夜は色々ネットで調べたのですが、どう対応するべきか迷うばかりです。
去年の夏に一度、子どもの心療内科に行ったことがあり、また連絡しようかと考えています。ただ、正直あまり期待もできず…。
私自身、どうしたらいいのか手探り状態です。
もし似たようなご経験のある方がいらっしゃったら、どんなことでも構いませんので、お話を聞かせていただけたらうれしいです。
よろしくお願いいたします。
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コメント一覧
10件の投稿を表示中1-10件目(全10件)
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トピック作成者
ゴンスさま
お嬢さんのことを教えていただき、ありがとうございます。
「他人事ではないと感じて思わずコメントした」とのお気持ち、その一言だけで胸が熱くなりました。気持ちをわかってくださる方がいると思うだけで、本当に救われます。
そして、「長くなりすみません」だなんて、とんでもないです。
ゴンスさんのしっかりとしたご対応を伺い、私にとっても大きな学びになりましたし、深い愛情と冷静さに心から敬意を抱いています。
「バレちゃった…って顔をした」「何も言わず泣きそうな顔」、、、
その場面を想像すると、私も初めて子どもの傷を見つけた時のことを、自然と思い出しました。
どれほど心配で、声を掛けたくてたまらなかった中で、それでもそっと腕に触れて「お母さんは、あなたの身体を大事にしてほしいな」とだけ伝えられたこと、本当に素晴らしいご対応だと思います。
その一言が、どれだけお嬢さんの心を守ったことでしょう。なかなかできることではありません。
また、松本俊彦先生と村松英之先生、それぞれのご著書との出会いが、ゴンスさんの支えになったこともよく伝わってきました。
私も最近、村松先生のことを知ったばかりなのですが、先日拝見した松本先生のYouTubeの中で、村松先生が紹介者として登場されていて、お顔を見た瞬間に「この方だ」と気づきました。
調べてみたところ、「日本自傷リストカット支援協会」という機関があり、村松先生が代表理事、松本先生が顧問を務めておられるとのこと。
まさにこの分野の第一人者であるお二人の存在を知り、とても心強く感じました。
私ひとりでは到底たどり着けなかった情報です。
ゴンスさんや他の方からいただいたコメントのおかげで、信頼できる情報に出会えたこと、本当に感謝しております。正しい知識を身につけていきたいと思います。
また、お嬢さんに直接問いただすことなく、シャツの血の跡やゴミ箱のティッシュをそっと確認されていたこと…。
その緊張感や不安、胸の痛みを想像すると、私まで苦しくなります。
それでも情報を集め、ご家族にも協力を求めながら、お嬢さんに静かに寄り添ってこられた姿、ゴンスさん自身が辛い中、負けず強く進んでいけるのは、お嬢さんへの深い愛情からでしょうか。とても尊敬いたします。
「怒られなくて助かった」「死にたくてやったわけじゃない」――
その言葉をお嬢さんが口にできたのは、ゴンスさんの一貫した姿勢と、安心していられる「お母さん」がそばにいてくれたからこそだと思います。
私自身も、まだまだ不安だらけの毎日で、試行錯誤の連続です。
けれど、ゴンスさんのように、冷静で、強く、そして愛情深い母親でありたいと、改めて思いました。
こうして言葉を交わし、経験や情報を分かち合えることが、どれほど心の支えになるか…
その大切さを、今、深く感じています。
本当に、ありがとうございました。
どうかご自身のお身体も大切にされながら、お互いに、少しずつでも良い方向に進んでいけますように。
初めて投稿します。中2の娘の母親です。
うちの娘も半年ほど前にリストカットしました。すぐに気付いたのですが、「ああ、やっぱりやっちゃか…」と。
その少し前から本格的に不登校になっていたのですが(主に学校の人間関係で行けなくなっていました)、食事も1日に1食、水分も摂らない、お風呂も入らない、ずっとベッドに横になって過ごすなかで、SNSの不登校の子どもたちのグループチャットにハマり、そこに入り浸っているうちに影響を受けたのか、自分もリストカットしてみた…という経緯でした。またリストカットに加えて身体中を掻きむしり、引っ掻き傷が化膿してとびひのようになり、身体の広範囲にひどい湿疹が出来て無残な状態になっていました。
私も娘のリストカットを見付けた時には心臓がバクバクしましたがとりあえず平静を装い、2人きりになったタイミングで本人の腕をそっと触って「お母さんは、あなたの身体を大事にして欲しいな」の一言だけ伝えました。本人は一瞬バレちゃった…って顔をしましたが、何も言わず泣きそうな顔をしていました。
その後は毎日、またやってるんじゃないか、傷が増えているんじゃないかと気が気でなく、でも本人には何も言わないようにしながら様子をみていました(うるさく言うと本人が心を閉ざして何も話さなくなりそうだったのと、洗濯物が出た時に、シャツに血がついていないか確認したり、隙を見て部屋のゴミ箱のティッシュを確認したりして何となく把握するようにしました)
そんなことしながら同時進行で猛烈に情報収集にあたり、別の方も書いておられた松本俊彦先生に辿り着きました。そこで当事者の心のうちと家族の対応を大雑把に掴むことができ、夫と、娘の兄にも簡単に内容を伝えて、本人には何も知らないふりをして自然に接して欲しいと強くお願いしました。
そして、松本先生とは別にもうお一人、形成外科医をされている村松英之先生の『自分を傷つけることで生きてきた〜自傷から回復するための心と体の処方箋』という本に出会ったのですが、この本に心から救われました。その本には、その時まさに私自身が知りたかったことが書かれていました。形成外科医というお立場で自傷行為をした患者さんに向き合ってきた先生の知見と、そこに通われた当事者の声、何よりも子どもの傷を見付けた時にどう対応すれば良いか(傷の処置)、そしてその傷あとがどのような経過を辿っていくのかが私にとってはとても分かり易かったのです。形成外科の視点からのアプローチと具体的な事例がとても良かった。
松本先生と村松先生の本で、ある程度自分の中で娘に対する対応のベースが出来たと思います。娘は今は落ち着いていてリストカットはやっていませんが、傷あとは茶色の線となって残っていますので、ごくたまに別室登校や部活に行く時には長い腕用のサポーターを付けています(4月に新しいクラスになったタイミングで担任、学年主任、部活動顧問、養護教諭に情報を共有し、サポートをお願いしました。とはいえ登校(教室には入れませんので別室です)出来たのは数えるほどですが)。
娘からは「あの時、お母さんに怒られると思ってたけどお母さんが何も言わないでくれて助かった」「死にたくてやったわけじゃない、ただそうすることで気持ちが少しスッキリしたんだ」と言われました。以前の私であれば頭ごなしに否定したり口うるさく干渉してしまっていたと思います。ただ、松本先生や村松先生の本をベースに娘への接し方を変え、タイミングが合った時には入浴後に腕の傷に薬を塗ったり湿疹の薬を塗ったりして、娘も少しずつ自分の気持ちを話してくれることも増えてきました。娘には、何があってもお母さんはあなたの味方だから、本当に困った時はお母さんに言ってね、とそれだけ伝えています。ただ、リストカットはたまたま今は落ち着いているだけで、またやる可能性もあると思っています。それに頼らずに乗り越えていける強さを持てるようになるのが一番なのですが…
個人的なことでお役に立てるか分かりませんが、他人事ではないと感じて思わずコメントしてしまいました。長くなりすみません。
トピック作成者
なすびさま
はじめまして。
ご自身の体験を教えてくださりありがとうございます。
申し訳ないなんて、とんでもありません。体験者としての言葉は私にとって非常に貴重です。
そして、なすびさんが、親になって、こうした体験を教えてくださることは、いつか息子もこうやって誰かに体験を語れる時が来るかもしれないと希望になります。
「そうするしかなかった」というお言葉が切なく、苦しみの中にいる当事者の気持ちは、周りにはとてもわかる事ではないですね。
松本俊彦先生のこと、今回初めて知り、さっそくYouTubeで動画を拝見し始めました。
なすびさんが、「私の気持ちを言語化してくれている気がして「分かってくれている人はいるんだな」と胸がいっぱいになりました。」と書かれていましたが、その言葉がまた私にとっては、切なく、なすびさんがとても大変な中を生きてきたのだと思いました。
私は松本先生のYouTubeをまだ、一つしか拝見できてませんが、勉強になると同時に、人ごとのようで、息子のした事という実感がわかないでいます。
ですが、なすびさんが、「母が助けてくれなかった」と感じたこと、そのことの重みや痛みも、今の私の心にずっしり響きました。
私はまだうまくできないことばかりで、息子の前でも戸惑ってばかりで、間違いだらけだと思っています。でも、なすびさんの「必ず伝わる」という言葉に、救われます。
苦しみの渦中にいる子どもにどう寄り添うか、簡単なことではありませんが、私自身がまず、安心できる大人でいられるように、関わっていきたいと思います。
大変参考になる、あたたかいメッセージ、本当にありがとうございました。
トピック作成者
匿名さま
メッセージをありがとうございます。
ご自身や息子さんのことを教えてくださったこと、心から感謝します。
うちの息子は、IQが低いという診断が出ていますが、気持ちもとても繊細だと日々感じています。その感情に触れるたびに、寄り添いたい思いとどう接すればいいかという難しさの間で揺れることが多く、成長とともにその振れ幅も大きくなっているように思います。
楽しいはずの時間にふと見せる表情の変化、私も強く感じます。
数年前まで「親より友だち」という子だったので、今こうして私と出かけてくれること自体、年齢的には少し不思議でもあり、いろいろな気持ちを想像してしまいます。
「そのままでいい」と言ってくださった言葉に、思わず涙が出ました。
「感情に介入しすぎず、でも受け止めていると伝える」
このバランスは、まさに今の私の課題です。
メッセージを送ってくださったこと、本当に感謝しています。
自分の気持ちが落ちているときに、こうして共感や優しい言葉をいただけることが、大きな励みになります。
もがきながら、泣きながらでも、前に進んでいこうと思います。
ありがとうございました😊
はじめましてこんにちは。
中3の娘が不登校で未来地図を利用させて頂いています。
娘はリストカットをしていませんが、高校生の時、私自身がリストカットをしていました。
違う角度からのコメントで申し訳ありませんが少しでも参考になればと思いました。
当時は自分で自分を傷つけてしまう理由は分からず、でも私的にものすごく生きるのが辛く、一言で言うなら「そうするしかなかった。」という気持ちでした。
大人になり、精神科医の松本俊彦先生の発信をYouTubeで見たりして、なぜリストカットをしていたのかよく分かりましたし、私の気持ちを言語化してくれている気がして「分かってくれている人はいるんだな」と胸がいっぱいになりました。
もし、よろしかったら松本先生の発信も見て頂くとリストカットが起きる理由の参考になるかもしれません。
情報もなく、リストカットという言葉も聞いた事がなかった時代というのもあったと思いますが、傷を見ても私の母は何もしてくれませんでした。
「お母さんは助けてくれなかった。」と絶望してしまった代償は、大人になってからとても大きなものとなってしまいました。(母がそうであった理由は今はよく分かります。)
ブンブンさんは、ちゃんと行動してらっしゃって
時間はかかっても、それはきっと後々息子さんに必ず伝わる気がします。
息子さんが大人になって「あの時お母さんが助けてくれた。」と思ってくれると思います。
自分自身の経験から、「自分は苦しくなったら人に助けてもらえる存在だ」と思えるのと思えないのでは(多くは無意識に)、大人になった時、社会に出た時の生きやすさがまるで違う気がしています。
とても大変だと思います。苦しいと思います。辛いと思います。たくさん周りに頼りたくさん話し、相談しながら、長い目で見て息子さんに関わってあげて欲しいなと思います。きっと息子さんが良い方へ変化する日が来ると思います。
私も息子もHSPです。
お互いの気持ちを察しあってしまうんです。
ブンブンさん親子も似てるなって。
他者の気持ちまで背負うことになってしまうので辛いことですが
ブンブンさん親子の様子、優しい空気を感じます。
うちもそうなのですが、気持ちの察しあいを
少し言葉でやり取りできるといいかなと思います。
楽しいおでかけの時折の暗い表情…
わかります。普通のお母さんだったら気づかないことなのかもしれません。
本当は友達と行きたいんだろうな…とか
私も息子の一瞬の表情からいろいろ読み取ってしまいます。
うちの息子はリストカットはありませんでしたが、体を傷つける行為はしていました。
イライラした気持ちを落ち着けるためですね。
それぐらい膨大な抱えきれない感情があるんですよね。
その感情を小さくしたりコントロールしたりとお世話をする術を身につけていくのは子供自身です。
優しく見守り感情に介入し過ぎない
でも辛さを受け止めてくれているという
ブンブンさんのそのままの対応で充分だと思います。
トピック作成者
匿名さま
メッセージ、じっくり読ませていただきました。
息子さんのこと、そして匿名さんご自身のこと…
本当に、いろんな感情を抱えながら、ここまで歩いてこられたんだなと感じました。
教えていただき、ありがとうございます。
「家族だけで背負うには、リストカットは重かった」
この言葉が胸に深く刺さりました。
正直、私はまだ、この現実が現実だとは思えていないところがあります。
息子の前では冷静でいようと努めましたが、
その翌日には、地域の施設に連絡して、すぐに病院を紹介してもらいました。
予約が取れないことで有名な病院だそうですが、私のうろたえぶりに心配してくださったのか、ありがたいことに今週末に予約が取れました。
病院に行けばどうなかなるとは思いませんが、
とにかく前に、少しでいいから進みたい。息子を少しでも楽にしてあげたい。
今はその一心です。
「素敵なお母さん」なんて、もったいないお言葉です。
どう振る舞えばいいか分からなくて、
息子から見れば、なりふり構わず泣き喚いた方がよかったのかもしれません。
でも、匿名さんのお話を伺って、私自身も、
まずは自分がカウンセリングを受けてみたいと思いました。
どうか匿名さんも、引き続き、ご無理のないようにお過ごしください。
心強いコメント、本当にありがとうございました。
トピック作成者
ライチさま
丁寧なメッセージありがとうございます。
そんな言葉を受け止めて過ごされた日々を想像するだけで、気持ちがギュッとします。
それでも、夜に話を聞いたり、連絡が取れるように工夫されたり、
一つひとつの対応に、ライチさんの深い愛情と強さを感じました。
「ふと、この子は大丈夫、と思えるようになった」との事。
ライチさんの言葉に、私自身とても励まされます。私も今回の事で全てを失っても息子を守りたいと強く感じています。
その思いが息子にも伝わってくれるといいな。
話してくださって、ありがとうございました。
また、こうして気持ちを共有できることに感謝しています。
こんにちは。
うちは、リストカットこそありませんでしたが、死にたいと言われ、電車に飛び込みそう、とか首を。。。とか言われて、生きた心地がしませんでした。
その時期はひたすら、連絡が取れるようにしたり、夜まとめて話しを聞いたりをしてました。
一人では抱えられなかったので、その時受診していた精神科の医師や看護師などに時々話しをしていました。ふと、この子は大丈夫、と思えるようになりその頃死にたい訴えもフェイドアウトしました。
自分を傷つけたい衝動は何か良薬があるわけでもありませんが、支えがあって乗り越えることはできると思いました。
私の息子も中3の時、リストカットをしてました。高1になりましたが、今も精神科とカウンセリングに通っています。
リストカットは今のところ落ち着いています。手首の傷は無くなりました。
実際何が功を奏したのかはわかりません。完治するという類のものでもないし、正解はない気がしています。
ですがやはり家族だけで背負うには、リストカットは重かったなと思っています。息子のことを家族以外にも背負ってもらうという意味での、病院とカウンセリングは大きかったです。
カウンセリングは親の私も受けており、悩みを相談したり、ボロクソに息子や家族の悪口を言ったりして、都度カウンセラーから慰められたり励まされたりして、なんとか今まで親をやってこられている気がしてます。子供のリストカットはすごい衝撃でした。私は正気じゃいられませんでした。ぶんぶんさんはとても息子さんに優しく接してらして、ステキなお母さんだなぁと思います。どうか抱え込まず。無理せず。