不登校の先にある不安
中学で不登校を経験し、高校は通信制やサポート校を選ぶ。
そんな進路を歩む我が子を見ながら、
「この先、この子は本当に大丈夫なのだろうか」と不安になる保護者の方は少なくありません。
進路や学力、将来の選択肢。
周囲と比べてしまい、焦りや心配が募ることもあります。
学びは、いつからでもやり直せる
けれど、学びはいつからでも、何度でもやり直せます。
ある子は、通信制サポート校2年の春に、be動詞から英語を学び直しました。
特別な教材や留学経験があったわけではなく、自分のペースで基礎から積みあげただけです。
学校に通えなかった時期があったからこそ、「わからないところをわからないままにしない」学び方を選びました。
結果よりも、大きかったもの
その4年後、初めて受けたTOEICでは、学び直してきた時間が無駄ではなかったと実感できる結果となりました。
点数そのものも嬉しかったのはもちろんですが、より大きかったのは「自分にもできた」と実感できたことでした。
勉強は苦しいもの、失敗するものというイメージが、「続ければ前に進めるもの」へと少しずつ変わっていきました。
遠回りが育てる力
不登校を経験した子どもたちは、遠回りをした分、自分に合う学び方を探す力を持っています。
一度立ち止まった経験があるからこそ、理解し直す強さがあります。
今、アルファベットやbe動詞の段階にいても、遅れではありません。
その子のスタート地点が「今」、ということです。
親ができること
今日の一歩は小さく見えても、数年後には思いがけない景色につながることがあります。
親にできることは、結果を急がせることではなく、続けている過程を認めること。
「今の場所からでも大丈夫」というメッセージが、子どもが前を向く力になります。
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