
こんにちは、ルルビです。
7月のmiraicafeは、蓑田雅之さんをゲストにお迎えして開催しました。
「父の日」イベントとして(ひと月遅れですが(^^;))、蓑田さんには自著『「とりあえずビール。」で不登校を解決する』より “不登校家庭のお父さんの立ち位置”を軸にしたおはなしをしていただきました。
今回は、
・他の父親の考え方が知りたいお父さん
だけでなく、
・夫の本音が知りたい、夫の協力を得たいお母さん
・どうしたら父親に参加してもらえるかを知りたい親の会支援者
・不登校の現状を知りたい地方議員
といった方々から、定員以上のお申し込みがありました。
様々な立場から関心を寄せていただき、スタッフもありがたい気持ちを抱きながら当日を迎えました。
ロジカル(論理的)思考
ー専門家ではなく、ただのお父さんですー
蓑田さんのおはなしは、「肩書、地位、経験、プライド…そんな鎧(よろい)を脱ぎ捨てたひとりの人として、子どもの不登校を経験したひとりの保護者のはなしを聴いてほしい」というご挨拶から始まりました。
わたしたちには、社会に生きる父親の家庭内視点を知り、不登校をロジカル(論理的)に捉える立場から段階的に理解していく、導きの場となりました。
家庭は、親と子、それぞれの立場で生きる個々人の集合体です。
父は父、母は母、子どもは子どもなりに違う視点をもちながら人生の最善を考える仲間なのです。
チームの一員である我が子が不登校になり、常日頃より競争社会に身を置く父親にとって、自身の人生経験上起こり得なかったことに対する不安と心配が生まれるのは当然です。
不登校に直面し、
・この先、我が子が生活を維持するための経済力を持てるのか
・この先、社会組織の一員としてうまく生きていけるのか
と思うのも、致し方ありません。
ただ、まだ見えない未来に対する大人の憶測(心配や不安)はいったん脇に置き、目の前の困っている子どもに焦点をあてよう、「とりあえずビール」を注文するように、「とりあえず休もう」と声をかけてほしい、それがチーム家族の1丁目1番地である、と蓑田さんは教えてくれました。
今目の前にある学校に行けない子どもの状態を肯定することが、わたしたち大人のスタート地点なのです。
蓑田さんは、一番の問題は学校に行けないことではなく、不登校という現象で人間の土台が崩れることだと、講演中何度も繰り返していました。
「とりあえずビール。」の先
チーム家族のスタート地点、「とりあえずビール。」の先は、
・肯定感の維持はどうやって実践する?
・不登校ってどんなこと?
・学校外の多様な学びのこと
・子どもへの接し方
・多様な学びでなぜ大丈夫なのか
・甘えるのは悪いこと?
と、話題は展開していきました。
おはなし終了後には、参加者の皆さまにいただいていた蓑田さんへの12の質問(家族関係について、学校について、親の会について、社会問題について)と当日のチャットへの質問に、ひとつひとつ丁寧に答えていただきました。
回答の中では、家族の言葉が子どもの命を明日につなぐことにも触れていただきました。
蓑田さんからのお知らせ
冒頭にも記したとおり、今回は蓑田さんの自著『「とりあえずビール。」で不登校を解決する』からお父さん向けにおはなしをしていただきました。
講演をおさらいしたい方、参加できなかったけれど興味をもった方は、下記より本をお求めいただいたり、蓑田さんがレギュラー出演している親の会に参加してみてくださいね。
■蓑田さんのブログ【おはなしワクチン】
https://ohanashivaccine.wordpress.com/■メリーのいえオンライン座談会【7月19日/みのださんといっしょ】
https://www.merry-no-kai.com/■ミロアートラボ【8月1日/ミロとミノの夜トーク】
https://www.miro-art.org/■びーんずネット【蓑田さん著書販売】
https://beans-n.com/
個人ブログで報告している未来地図スタッフもおりますので、そちらもどうぞご覧ください。
未来地図スタッフ運営サイト
https://miraitizu.com/
スタッフ一同より
まもなく、学校は長い夏休みを迎えます。
ご家庭のすべての皆さまにとって、家が安心できる時間を過ごせる場所でありますように…
不安な気持ちが芽生えたら、あなたの気持ちを休めるために、どうぞ未来地図にいらしてくださいね。
次回のmiraicafeは、8月31日(日)午後1時30分からです。
https://miraitizu.com/101181
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