【インタビュー】親の会「さいたま不登校親の居場所「タオ・テーブル」」に立ち上げの経緯を聞いてみました

親の会インタビュー企画!
今回は埼玉県で親の会を開催している「さいたま不登校親の居場所「タオ・テーブル」」について、立ち上げから今に至るまでのお話を聞いてみました。

まずは自己紹介をお願いします

きりんとマハロの2人で運営しています。

きりん
子どもは、中1冬から完全不登校、ひきこもり。ぼちぼち通学制の通信制高校を経て浪人からの現在大学生です。

趣味は、浅く広くいろいろなことをやること。気になったことはとりあえずやってみたくなり、手芸に関しては、道具を揃えてはそこで満足!で、何をやるにも道具だけは手元にあり、エンジンかかるまで時間がかかります(笑)

最近の興味の対象は、野草、麹、パン、針仕事(刺しゅう、刺し子)、編み物、中古本です。
針仕事、編み物はデジタルデトックスとストレス緩和にとても役立ちます。

マハロ
子どもは、中3から完全不登校、ひきこもり。全日制高校へ進学したもののオンライン通信制高校へ転校。そこから大学に進学し、現在社会人です。

趣味は、愛犬、旅行、推し活、料理など。きりんさんと同じく、道具はだいたい揃ってます(笑)

最近の興味の対象は、薬膳、麹、発酵調味料、パン、アロマ、針仕事(刺しゅう、刺し子)です。ここのところ、食の大切さに興味を惹かれ、猛勉強中です。

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私たちは、不登校渦中の時に「リボーンさいたま」のお世話役をしていました。(2018年~2023年)その時に参加してくださった方には、大変お世話になりました。

子どもについて「現在」は順調そうに見えますが、順風満帆ではありませんでした。今も心配はつきません。
どんな様子だったかは、タオ・テーブルの時に、ぜひ聞いてください(*´ω`*)

さいたま不登校親の居場所「タオ・テーブル」はどのような親の会ですか

お料理をしたり、編み物をしたり、おしゃべりしたりしながら、「ちょっとやってみたい」を気軽に体験して、「楽しかった!」とちょっと元気になる、そんな親の会です。

お料理の会では、発酵調味料を使ったお料理を紹介しています。トマト麹や、みりんを使ったスイーツなど、「こんな使い方があるんだ!」と楽しんでいただける、ちょっと変わったメニューを作っています。

編み会では、初めての方にはアクリルたわし作りに挑戦していただいています。「普段使っているものを自分で編んでみたい」と参加される方も多く、皆さんとても熱心に取り組まれています。最初はうまくできなくて当たり前なので「できた!」を感じてもらえたらうれしいなと思います。

自分のやりたい手芸を持参したり、こちらで用意したキットで小物づくりもしています。4月はマグネットのしおりを作りました。

ご自身で親の会を立ち上げようと思ったきっかけを教えてください

きりん
子どもの不登校が少し落ち着いてきた頃、「そろそろ自分のために時間を使おう」(正確には、ゲームばかりしていてはいけない、老後に備えねば!)と思い、昔から大好きだった「よもぎ」を学ぶ会に参加しました。
植物の力を学んだり、初めての場所に行ったり、新しいことに挑戦したりすることがとても新鮮で、「わぁ、楽しい!」と感じたのは、久しぶりの衝撃でした。

それから、ハーブやアロマを学んだり、麹生活を始めたり、手芸の道具を引っ張り出したり、行きたいところへ出かけたりと、「やりたいことはとりあえずやってみる!」を続けるうちに、「こういうことをみんなでできたら楽しそう」と思うようになりました。

もともと、みんなで何かをすることが好きで、料理サークルを作ったり、いろいろなボランティア活動をしてきたので、マハロさんと「一緒にやろう」と話が合ったときは、とてもうれしかったです。

マハロ
Instagramで麹について発信している投稿を見たのをきっかけに、「発酵って面白そう!」と興味を持ち、塩麹を作ってみたのがはじまりでした。
そこから麹や発酵調味料の世界にすっかりハマり、気づけば食や発酵についていろいろ学ぶように。

ちょうど子どもの様子も落ち着いてきた頃だったこともあり、「学んだことを誰かと一緒に楽しみながらシェアできたらいいな」と思うようになりました。

料理はもちろん、手芸など「やってみると楽しい!」と感じることが増えて、「こんな時間をみんなと共有できたらいいなぁ」と思っていたところ、きりんさんと「一緒にやってみようか」と話が盛り上がり、タオ・テーブルを始めました。

実際に立ち上げてみてどんなことを感じましたか?

実際に立ち上げてみると、場所探しや日程調整、試作の時間を確保すること、参加費の設定など、思っていた以上に考えることがたくさんありました。

できるだけ参加しやすいように費用は抑えたいのですが、材料費や会場費など、どうしても必要な経費もあり、そのバランスにはいつも悩みます。

しかし、それ以上に良かったことも多く、普段はあまり料理をしないのですが、タオ・テーブルを始めてから新しい料理を覚えたり、レパートリーが増えたりして、食の知識もぐんと広がりました。

編み物も久しぶりに再開し、バッグに挑戦したり、ずっと前からやってみたかった刺しゅうを習い始めたりと、自分自身の「やってみたい」もどんどん広がっています。

忙しさは相変わらずですが、毎日の中に「楽しい」と思える時間が増えて、生活の質が上がったように感じています。

「親が少し元気になると、子どもにもよい影響がある」
まさに、私たち自身がそれを実感しながら活動しています。

運営していて印象に残っていることがあれば教えてください

印象に残っているのは、参加してくださった方から「こういうお母さんになれたらいいな」と言っていただいたことです。

不登校の渦中にいると、先が見えず、暗中模索のような気持ちになることがあります。子どもへの関わり方を学んだり、いろいろ試したりしながらも、「このままでいいのかな」「本当にこれで合っているのかな」と、不安になることも多いと思います。

そんな中で、私たちの子どもたちが少しずつ落ち着いてきた様子や、親自身も楽しみながら日々を過ごしている姿を見て、「これでいいんだと思えた」「もう少し頑張ってみようと思えた」と感じてくださったことがありました。

私たち自身も、渦中の頃はたくさん悩み、迷いながら進んできました。今も同じです。
自分を大切にする、子どもを信じる、という意味がようやくわかってきたところでしょうか。

私たちの経験が、参加されたみなさんの安心や希望につながったのだとしたら、とてもうれしく、活動を続ける励みになります。

また、私たちを信じて参加してくれるみんながいること、とても心強いです。

これからどのような会にしていきたいですか?

これからも、「今日は楽しかったな」と思って帰っていただける会にしていきたいです。 

そして、私たち自身も、参加してくださるみなさんも、自分らしく生きるきっかけになるような会にしていけたらうれしいです。 

最後に、このページを見ている保護者の方々にメッセージをお願いします!

不登校の渦中にいると、「この先どうなるんだろう」と不安でいっぱいだと思います。

でも、子どもへの関わり方を学んだり、親自身ができることを少しずつ積み重ねていけば、道はちゃんと開けていくと、私たちは思っています。

すぐに結果が出るわけではありませんし、心配がなくなることもありません。
それでも、少しずつ状況が変わっていく、と信じて、私たちも日々実践しています。

そして、どうせ生きるなら、もやもや考えているより、楽しいほうがいい。

自分が笑えたり、「今日は楽しかったな」と思えたりする時間は、とても大切だと思っています。

タオ・テーブルが、そんなふうに自分をご機嫌にするきっかけのひとつになれたらうれしいです。

「ちょっと気になるな」「楽しそうだな」と思ったら、どうぞ気軽に遊びにいらしてください。

――インタビューは以上です。
貴重なお話を聴かせていただき、ありがとうございました。

◆親の会「さいたま不登校親の居場所「タオ・テーブル」」の詳細はこちら
https://miraitizu.com/parent-meeting/114358
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