この春、フリースクールを舞台にした連続ドラマが始まりました。
正解を探して
「不登校支援には『正解』があると思われています。でも実際の現場には、魔法の言葉も、劇的に変わる方法もありません。」(引用:石井しこうさんXより)
フリースクール監修として本作に関わっている不登校ジャーナリスト・石井しこうさんの言葉のように、不登校に向き合うとき、私たちはどうしても「どうしたら変わるのか」という答えを求めてしまいます。
しかし、現場で積み重ねられているのは時間、そして手応えがすぐには見えにくい関わりです。
「甘い」関わり
「必要なのは、その子の背景を理解して、時間をかけて関わり続けること。
とても地味で、周りからは『甘い』と見えることもあります。でも、それでいい。それが一番大事な支援だからです。」(引用:石井しこうさんXより)
支援の現場で大切にされているのは、すぐに変化を引き出すことではありません。
長く積み重ねた時間の中でしか育たないものがあるのです。
スタッフおれんじは実際にお子さんと一緒にこのドラマを見て、こんな感想を寄せてくれました。
「(ドラマの中で)学校に行けない、行きたくないということをお母さんには言えないと言っていて、娘が『わかる』と言っていました。
不登校側のことが、よく描かれているなと思いました」
親子で同じ作品を見ながら子どもの受け取り方に気づいたその体験自体が、このドラマの現実性を物語っています。
命に寄り添う
何かを提供することよりも、何もせずに関わり続けること。
変化を急がず、待ち続けること。
それが簡単なことではないことは、未来地図を訪れる保護者の方はよくご存じの感覚でしょう。
スタッフまひろは、第1話を見てこんなふうに語っています。
「親ならそうだよね。『学習の遅れ』が気になるし、『不登校を直さなきゃ!』って最初は思っちゃうよね。私自身がそうでしたし、子どもの幸せを願う親としては自然なことだと思います」
「石井しこうさん監修&西野博之さんの協力を得て作られたこのドラマの初回では、現場で子どもが元気になっていくために一番効果的で必要な対応を主人公のタツキ先生が演じている。まさに子どもの命に寄り添うことの大切さを、社会に提示してくれている」
「このドラマでは、その“地味だけど本質的な関わり”が描かれています。」(引用:石井しこうさんXより)
登場人物の様々な思いが交差していることも、初回から感じられました。
スタッフsmileからもこんな感想が届いています。
「“甘い”と思われる対応が、心のエネルギーが枯渇した子どもたちの回復にはとても大切なことだったりするよなぁって思いながら見てました。
保護者の気持ちも痛いほどわかるし、義母からの圧もあるあるですよね。いろんな立場の視点が描かれていて、この先も楽しみです」
作品の中で石井さんの言葉がどのように表れているかに気づくたびに、「なぜ今この作品なのか」がより深く視聴者に伝わっていくように思います。
フリースクールを特別なものとして描くのではなく、その場で起きている人と人との関わりを通して人間の本質に触れていく作品です。
番組紹介
- タイトル:『タツキ先生は甘すぎる!』(日本テレビ系)
- 放送開始:2026年4月11日〜
- 日時:毎週土曜 夜9時〜 (次回は4月18日(土)夜9時~)
- 出演:町田啓太、松本穂香、藤本美貴、江口洋介ほか
- 主題歌:福山雅治「拍手喝采」
- 脚本:徳尾浩司
第1話視聴後に、YouTube感想シェアライブに参加したスタッフ(私)から。
番組関係者によると、
「毎回、登場人物のセリフのあちこちに大切な言葉が散りばめられている」
「第3話がおすすめ」
とのことでした。
どの回からでも、それぞれのタイミングでこの作品と出会っていただけたらと思います。
最後に、スタッフ ボラスの感想を紹介します。
「タツキ先生が子どもと横並びで過ごしながら気持ちに寄り添っていく様子が、短い時間の中でもよく伝わってきました。
家族や誰かに気持ちを話せることの大切さを、あらためて感じました。
ユカナイが子どもたちの安全基地であるように、未来地図もまた、不登校のお子さんをもつ親の安全基地でありたいと思いました」
(ドラマ公式サイト)
https://www.ntv.co.jp/tatsuki/
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