
親の会インタビュー企画!
今回は石川県で親の会を開催している「やすらぎの会」について、立ち上げから今に至るまでのお話を聞いてみました。
まずは自己紹介をお願いします
「やすらぎの会」は2010年に立ち上げられ、今年設立15周年を迎えた不登校や学校生活に悩みを抱える家族をサポートする自助グループです。
親同士が安心して話し合える場を提供し、お互いの経験や気持ちを共有することで、一歩前に進むためのお手伝いをしています。
やすらぎの会はどのような親の会ですか
不登校や学校生活の悩みを抱える家族をサポートする自助グループです。親同士が安心して話し合える場を提供し、お互いの経験や気持ちを共有することで、一歩前に進むためのお手伝いをしています。
活動内容は
[学習会]公立高校カウンセラー、元大学教授のアドバイザー同席のもと、参加者が悩みを共有し、子どもへの接し方について学ぶ場です。毎月1回第三土曜日13時〜16時開催しています
[学習会通信の発行]アドバイザーの子育てに関する内容の通信を毎月学習会終了後に発行しています。やすらぎの会HPにも掲載させています
[子育てを考える講演会]元大学教授、公立高校スクールカウンセラーのやすらぎの会アドバイザーによる講演会を年一回開催しています
[親父の会]父親目線でざっくばらんに話せる親睦会です。父親だけでなく、関係する家族等やすらぎの会会員なら誰でも参加できます。年数回開催してます
[山カフェ]毎月第二土曜日の午後または夜にファミレス等で開催、お茶を飲みながらリラックスした雰囲気で話せる茶話会です
[不登校と向き合う方々のための交流会]BBSの学生さんと共催の親子ピザ作り体験等親子が一緒に楽しめるイベントを開催します。
それぞれの参加者は母親だけでなく、父親、祖父母など、不登校に向き合う方々が参加されています。
ご自身で親の会を立ち上げようと思ったきっかけを教えてください
子どもの不登校などで悩んでいる親御さんたちが、毎月1回定期的に町のカフェなどに集まってお互いの話を聴いてもらう会合をしていました。
そこにアドバイザーとして呼ばれた大学教員だった私はこんなにも沢山の親御さんが子どものことで悩んでいる状況を憂慮し、親御さんと共に正式な親の会「やすらぎの会」を立ち上げることになりました。
実際に立ち上げてみてどんなことを感じましたか?
予想していた以上に、多くの親御さんが参加されました。わが子が不登校になったことで周りから責められたり、ご自身を責めたりして、一人で抱え込んでしまう親御さんが多いことに驚きました。
安心して自分の胸の内を吐き出すことができるやすらぎの会に感謝する親御さんの多いことを実感しました。
ただし、どちらかというとお母さんだけが一人で抱え込んで親の会に参加されることが多く、父親の参加が見られないことが残念でした。
運営していて印象に残っていることがあれば教えてください
参加者の皆様からは、
「親の孤独感が解消された」
「子どもの気持ちが理解できるようになった」
「親子関係や家族関係が改善された」
「不登校関連の情報を得られるようになった」
「子どもを取り巻く社会の問題が見えるようになった」
などのコメントを戴き、親の会の意義を強く感じました。加えて、母親ばかりが参加するやすらぎの会に初めて参加された父親が、事あるごとに父親の参加を呼び掛けた努力が報われ、少しずつ父親も参加するようになったことは、とても印象的な出来事でした。
これからどのような会にしていきたいですか?
不登校と向き合う方々が、どんな気持ちでも話せるあたたかな場を作っていきたいです。
また、BBSの学生さんとの共催で、不登校と向き合う親子が一緒に楽しく過ごせるイベントも企画しています。
これからも参加の皆さんが、少しでも気持ちが安らぎ、あたたかな交流ができる会にしていきたいです。
また15周年続いてきた「不登校に悩む親の会」が「子育てを楽しむ親の会」にもなっていけたらと思っています。
最後に、このページを見ている保護者の方々にメッセージをお願いします!
1人で悩まないでください
私達も同じ気持ちを経験してきました
どうしたらいいんだろう?これでいいのか?等いろんな気持ちになって親も子もどうしたらよいのかわからなくなる時がありますね。
やすらぎの会で少しお話ししませんか?
なんとなく気持ちが楽になるかもしれません。
少しでも貴方の気持ちがほぐれるお手伝いができたらと思っています。
――インタビューは以上です。
貴重なお話を聴かせていただき、ありがとうございました。
- ◆親の会「やすらぎの会」の詳細はこちら
- https://miraitizu.com/parent-meeting/6757
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