親の会インタビュー企画!
今回は島根県で親の会を開催している「夢みるHIRATA」について、立ち上げから今に至るまでのお話を聞いてみました。
まずは自己紹介をお願いします
代表の山口友美子です。
現在、保護者3人が中心となり親の会と平日の子供の居場所の活動をしています。
うちには小、中、高3人の子供がいます。ひとり親です。美容師ですが、今はフリーランスなのでシフトを自由に組むことで不登校に対応をしています。
6年前、長男の不登校をきっかけに状況が一変しました。普通って何?親の役割って何?学校って何?この社会はどうなってるのか?考えるようになりました。まだ、引きこもり中の長男ですが、不登校は私に知らない世界を教えてくれました。
夢みるHIRATAはどのような親の会ですか
話しやすいように保護者だけの集まりにしています。(不定期でゲスト会もあり)
学校の事、家族関係の事、日常の困りごと…
保護者にしか分からない悩みを話す場所
はじめに参加者で簡単に自己紹介をします(話せる範囲で)
そこから今悩んでる事を話したり、他の人はどうしてたか意見をきいたり
「うちも〜!」と盛り上がる事も多々あり
1人だと深刻になる事も、仲間がいると「うちだけじゃなかった」と、安心できる
「こんな時どうしてた?」隣の意見をきいたり
「ここに行ってきたよ!こんな事したよ」情報交換をしたり
親が少し安心できて前向きになれる場所
親も自分の人生を生きよう!大人だって夢見ていいんだよ。大人が楽しそうに生きてる。それが子供にとっても幸せ
そんな想いを込めて「夢みるHIRATA」です。
ご自身で親の会を立ち上げようと思ったきっかけを教えてください
不登校4年目から学校に行くことはやめて、教育委員会がしている支援センターに通い出しました。しかし、そこでもうちの子は大人を信じられなくなる出来事にあってしまいました。その現状を何とかしたいと、今の仕組みを変えたいと、不登校を変えたいと、悔しさから立ち上げました。
実際に立ち上げてみてどんなことを感じましたか?
不登校の保護者にしか分からない共感を毎回感じています。
1人ずつ状況は違うけど、悩みどころって実は同じなんですよね。
はじめましてなのに、相手の言うことがすごく分かる!不登校の不思議
普通に学校に行ってたら悩まない事
でも、不登校は少数で周りは圧倒的に行ってる子供が多いから悩みを話す場所がない
話すとスッキリした顔で帰っていかれます。
他の方の話を聞くことで自分の家の事も客観的に見えるんです。
そうすると肩の力がちょっと抜けますね。
来た方同士が仲良くなってつながっていくのも嬉しいです(^^)
運営していて印象に残っていることがあれば教えてください
よく来られていた一組の夫婦
何ヶ月か来られなくなり、どうされたかなと心配していたら、連絡が来て相談したいことがあると。親の会まで待たないほうがいい、今すぐ話したいはずだ!と思い、すぐに個別でお会いしました。
最近子供の状態が良くないと落ち込んでおられる様子。この先どうしようか、考えていることを話をして帰られました。
それからも親の会には来られず、心配をしていましたが…数ヶ月後、とても元気なお顔を拝見する事ができました。子供さんが元気になってきて、動き出したと報告をしにきてくれたんです。
自分の事のように嬉しさで胸がいっぱいでした。
親の会のつながりの大事さを感じました。
これからどのような会にしていきたいですか?
うちの子は引きこもりでもあり、発達障害もあります。なかなか引きこもりの保護者の方は来れないとは思いますが、同じ仲間として引きこもり会もひらけるようになるといいなと思います。どうやってつながれるか模索してます。
最後に、このページを見ている保護者の方々にメッセージをお願いします!
初めては緊張すると思います。行きたい!行ってみよう!と思うタイミングで来て下さい(^o^)私はちょっと情報を多く知っているだけの皆さんと同じ保護者の1人なんで
皆さん以上に、きっと私が1番つながりたいと思ってる当人です。
――インタビューは以上です。
貴重なお話を聴かせていただき、ありがとうございました。
- ◆親の会「夢みるHIRATA」の詳細はこちら
- https://miraitizu.com/parent-meeting/75962
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