【不登校のその後】不登校になると将来どうなるの?学校復帰以外の選択肢

不登校のその後というと、多くの方が「学校復帰」を思い浮かべます。

しかし実際には、すべての不登校生が学校に戻ることを選ぶわけではありません。
生き方も多様化している現代、不登校生の将来にも、さまざまな選択肢があるのです。

そこで今回は、不登校になった人の、学校復帰以外の選択肢についてお話しします。

目次
  • フリースクール
  • サポート校
  • 通信制の学校
  • 適応指導教室
  • 家庭教師・個別指導塾

フリースクール

フリースクールとは、なんらかの事情で学校に通わない小中高生たちが通う、民間の教育機関です。

公的な学校ではないため、その目的により規模や形態、費用はさまざま。
「学校」とは異なる施設・機関はすべてフリースクールと総称されます。

特徴

おおくのフリースクールが、丁寧なヒアリングを基に、子どもの意思を尊重してカリキュラム・過ごし方を決めています。
そのため、集団活動が苦手な子、同性の人でないと緊張する子、勉強の遅れを克服したい子など、それぞれの目的や性格に合わせた過ごし方が可能です。

こんな人におすすめ

  • 学校には行きたくないが、人とのつながりはほしい

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サポート校

サポート校は、学校に行けない子どもの居場所であるという点においては、フリースクールと同様です。
また、サポート校も民間の施設であるため、卒業資格を得るには公的認可を受けている学校に在籍する必要があります。

特徴

サポート校の多くは通信制高校などと提携しており、「生徒が3年後に卒業できるよう支援する」のが、サポート校の役割です。

そのため、学習面での支援が充実しており、予備校や学習塾が運営している施設も多いようです。

こんな人におすすめ

  • しっかり勉強に取り組みたい
  • 通信制高校に興味があるが卒業できるか不安
  • 進学・卒業などの目標があり、サポートしてほしい
  • 人と接するのはあまり好きではない

通信制の学校

通信制高校は、学校教育法によって、高等学校と定められています。
レポートやテストなどで単位を取得すれば、高校卒業資格が与えられます。

特徴

フリースクールやサポート校とは違い「学校」であるため、卒業資格を取得するためのカリキュラムが設定されています。

通信制高校は基本的に自分で学ぶ姿勢が必要となるため、3年間で卒業できるのは約30%程度だとも言われています。
そのため、サポート校・フリースクールなどを併用して、支援を受けながら卒業を目指す人も多くいます。

こんな人におすすめ

  • 高校卒業資格を取得したい
  • 家で勉強することが苦ではない
  • なるべく外出したくない
  • 学校の勉強や行事は好きだった
  • 毎日は無理だけど、「学校」に通いたい

教育支援センター(適応指導教室)

教育支援センター(旧名称:適応指導教室)は、教育委員会が運営している施設です。
登校拒否の児童・生徒への指導を目的として、学校の教室などを利用して設置します。

特徴

在籍校と連携しながら、教科指導や相談の受付などだけでなく、時にはカウンセリングや集団での指導もおこないます。

一定の要件を満たせば、教育支援センターで指導を受けた日数分、出席扱いにすることができます。

こんな人におすすめ

  • いずれは学校に戻りたいと思っている
  • 費用面はできるだけ抑えたい
  • 集団活動は苦手だが、学校が嫌いなわけではない

家庭教師・個別指導塾

学習面だけで言えば、家庭教師に自宅まで来てもらって指導を受けたり、個別指導塾に通ったりする方法もあります。

特徴

個別のサポートを受けられるので、学習の遅れや苦手を克服しやすいでしょう。

また、キズキ共育塾のように、不登校生のための支援が充実しているような塾・家庭教師もあります。

こんな人におすすめ

  • 進学先など明確な目標がある
  • 集団活動が苦手
  • 一人だとついつい怠けて勉強ができない
  • しっかり勉強に取り組みたい
  • 同年代ではなく年上世代のほうが接していて楽
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