【インタビュー】親の会「ONLINE不登校ママの会「コンパッション」」に立ち上げの経緯を聞いてみました

親の会インタビュー企画!
今回はオンライン(Zoom等)で親の会を開催している「ONLINE不登校ママの会「コンパッション」」について、立ち上げから今に至るまでのお話を聞いてみました。

まずは自己紹介をお願いします

お世話役のドーナツです。
会計担当をしています。
娘が学校へ行かなくなりmixiの掲示板からこちらを知りました。初めての参加の時は本当に緊張していましたが、参加者全員が同じような体験をしたママだったので話を聞いてもらって心が軽くなったことを覚えています。

お世話役のスズランです。
公式ライン、mixi担当をしています。
23歳の一人息子がいます。海外在住でしたが、現地での医療やペアレントグループと繋がってもしっくり来るところがなかったところ、ネットで元京都大学名誉教授の東山紘久先生が提唱する『母親ノート法』を見つけ、ファミラボと繋がり、コンパッションのお世話役をさせていただいています。学校が苦手な子のお母さんたちと繋がるきっかけになり、随分気持ちの支えになったのを覚えています。

お世話役のサイコロです。
ホームページ、こくちーず担当をしています。
ひとり娘が小学校高学年より行き渋りがはじまり、中2の時に完全不登校になりました。身近なところでは不登校の情報を得られず悶々とする中、ファミラボ主催の傾聴勉強会へ参加したところ、講師の方から不登校に関する色んな事を教えてもらい、私の求めていたものはこれだ!と確信しました。何より先輩ママたちがみんな笑ってらして、とっても朗らか。私もこんな風になりたいと思ったのが始まりです。

ONLINE不登校ママの会「コンパッション」はどのような親の会ですか

ドーナツ:2か月おきの偶数月に開催しているオンラインの傾聴勉強会です。

サイコロ:Zoomアプリを使えばスマホからでも参加出来ます。とにかくネット環境さえ整っていれば、全国どこからでも本格的な傾聴を学べるので、私のような地方在住の方にもおススメです。

スズラン:それに開催時間が昼の部だけでなく、夜の部もあるので自分の生活スタイルに合わせて、参加日程を選べるのも良いところです。

ドーナツ:あと勉強会といっても、資料に向き合って学ぶのではなく、実際に自身の悩みや苦しみを参加者さんに傾聴してもらったり、逆に傾聴の技術を用いて他の参加者さんのお話を聴いて学んでいく体験型勉強会なんですよ~。

スズラン:そうそう!いち押しのポイントは、臨床心理士/公認心理士の資格を持った方が講師なので、的確なアドバイスがいただけることです。参加目的が「学ぶ」ことでなく、辛くてどうしたらいいか分からないっていうだけでもいいと思います。まずは身構えず気楽に申し込んでいただけると嬉しいです。

ご自身で親の会を立ち上げようと思ったきっかけを教えてください

立ち上げ人のみんです。
SNS「mixi」の中にある不登校の母親が集うコミュニティ(不登校・学校が苦手な子の親室)内で、都市部での傾聴勉強会の案内が出る中、 地方在住・海外在住のママさんたちから、傾聴勉強会に参加したくてもできない。私たちも傾聴の勉強をしたいという声が多くあり、ONLINEの会を作る事にしました。

実際に立ち上げてみてどんなことを感じましたか?

当初、2か月に1回、土曜夜開催の会として立ち上げたところ、参加受付を開始した途端に満席になる事が数回続きました。これほど需要があった事にびっくりして、平日の午後も開催する事にしました。そうしたところ、それでもあっという間に満席になり、平日の午後、もう一日開催日を増やしました。現在は偶数月、第1火曜・木曜の午後と土曜の夜、3枠で開催しています。

地方の方でも他に親の会はあるようなのですが、地元のものには参加しにくいと仰る方や、ただ話を聞きあうだけで学ぶ場所がないと仰る方が、こちらの会へ参加してくださっています。

様々な地域の方が参加してくださっていますが、数回顔を合わせているうちにだんだんと顔見知りになっていって、仲良くなっていかれているのを見ると、とても嬉しい気持ちになります。

ただ単におしゃべり会というのではなく勉強会という事で、初めてのママさんや人見知りのママさんたちも参加しやすく、話しやすいようで、そんな方たちに喜んで来ていただけている事も、嬉しく感じています。

運営していて印象に残っていることがあれば教えてください

ドーナツ:私も含めてそうですが、ご自身がどれだけ苦しんでいるか、悩んでいるか、に蓋をして踏ん張っておられるママが多いです。参加したその日だけでも重い蓋を外して、少しだけスッキリしてもらえたら嬉しいなと思っています。

スズラン:辛い出来事でも傾聴でみんなと共有すると、当事者さんだけでなく、その場にいる全員の気持ちまでが、不思議と楽になっていかれるのを感じます。

サイコロ:参加者さんの共通項は、不登校の子を持つママということだけなんですが、もうそれだけで十分なんですよね。同じ痛みを経験しているので、通じ合えてしまうというか…。毎回、泣いたり笑ったりしながら、参加者さん同士の心が通い合うのを感じています。

これからどのような会にしていきたいですか?

ドーナツ:オンラインという特性を最大限に活かして、日本中どこからでもつながれる気楽な場所になっていけたら嬉しいです。

スズラン:参加されるお母さんの気持ちが少しでも安心できる場所にしたいです。

サイコロ:そうだね、目指すは気楽で安心できる場所だね!子どもが不登校になりたての頃、私はまるで自分たちは世界から放り出されて、どこにも居場所がないように感じました。ここが気楽に来られて、ほっとできる場所になれると嬉しいです。

最後に、このページを見ている保護者の方々にメッセージをお願いします!

ドーナツ:勉強会、傾聴、オンライン等々、一歩踏み出すのにためらいがあるかも知れませんが、みんな同じような体験をしているママの集まりです。日々のもやもやをどうぞ気軽にお持ちください!

スズラン:とても安心して参加できる会です。傾聴は難しいですが全然できなくても大丈夫ですよ。仲間と分かち合って気持ちを楽にできるといいなと思います。

サイコロ:そう言えば!今は複数のコミュニティに所属することは、人生を豊かにすると言われているそうです。オンラインではありますが、ここは人との繋がりを十分に感じられる場所だと私は思っています。あなたにとっての新しいコミュニティの1つになれると嬉しいです!

メンバー全員:ご参加、心よりお待ちしております。

――インタビューは以上です。
貴重なお話を聴かせていただき、ありがとうございました。

◆親の会「ONLINE不登校ママの会「コンパッション」」の詳細はこちら
https://miraitizu.com/parent-meeting/17851
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