父親

ゴールデン・ウィーク

567 2 personOtopooh edit2025.04.24

ゴールデン・ウィークが近づくと胸がいたい。

もう4年前のゴールデン・ウィーク明けから息子の不登校は始まった。
何も子育てのことも、息子のことも知らない私は、文字通り息子の首根っこを捕まえて
「学校に行け〜!なんで行かない?」
と、玄関先で叫んだのが最初だった。次の日から、息子は朝になると私の目を避け、押し入れの布団の間に潜り込んで隠れたり、出たふりをして私が出発すると帰って来るように騙し合いが始まった。

あれから丸4年。中学は結局行けずじまい。今の通信高校から通い出した。でも、通い出した理由もわからないし、勉強はしていない。サークル活動に参加して帰ってくればゲーム三昧の毎日。おそらく学力は中1ぐらいだろう。

息子の首根っこを捕まえて大声を出してから、私との親子の会話は無くなった。16年間のうちで丸4年、会話がない。何度か、息子に「あの時のお父さんが悪かった。許してほしい。」と言うと「わかったよ。怒ってないよ。」と返事ではいつも許してくれるが、会話はない。

いくつか原因があるのかも知れないが、あの時怒鳴った事、息子の立場になってあげられなかった事が息子の中学時代を暗黒の時代にしてしまった原因だと思うと、ゴールデン・ウィークと聞くだけで、情けなく、淋しく、涙がにじむ・・・

何が原因だったかは、未だに言ってくれない。でも、親心もわかってほしい。中学時代を棒に振ってしまったかも知れないが、人生、棒に振ってほしくない。いくらでもお手伝いするから早くリスタートしようよ!

今年のゴールデン・ウィークはどう過ごす? 父親が近くにいると鬱陶しいだけかな?
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  • 16

コメント一覧

  • 父親

    ありがとうございます。本当にありがとうございます。

    確かにこの一年(通信高校1年)、最初は行けるかどうか心配しました。自転車通学の中学校さえ行けなかったのに、ひとりで電車に乗って隣町のサポート校まで毎日行くなんて本当にできるのか?っと。

    しばらくは学校から送られてくる”登校確認メール”や”下校確認メール”が私のスマホにくるたびに仕事場で一喜一憂していました。そのたびごとに、「息子もがんばってるなぁ、頑張れ〜」と職場でひとり涙をウルウルさせていました。

    これは親の欲なのでしょうが、学校に通えるようになったんなら中学で遅れた分を取り戻し、がむしゃらに走り出せ!と思ってしまうのですが、家に変えると部屋に籠もりぱなしでゲーム三昧の息子にイライラしてしまいます。いろいろ相談すると、”学校に通うようになって頑張ってきて家でリラックスしているのだから、部屋に籠もる事もゲームをする事も大目に見て見守りましょう”と言われるので、もう何も言えません。

    今は、一緒に夕食を食べるときに交わす、二言三言の話が、唯一で最大の息子とのコミュニケーションです。

    不登校を経験し、人とは違う道を通って来たけど、いつかは全日制の高校に行った子供さんたちと対等に張り合える時が来てほしいなぁと思ってしまうのは父親の欲でしょうか・・・

    今年度の高校2年生が、息子の人生を左右する年になるんだろうなぁと思うと、私だけが焦っています。ここで”息子の人生は息子のもの”と割り切られればいいんでしょうけど・・・・

    私の現状なりの理想と実際の息子の態度にギャップがありすぎて私が病んでしまうのです。わかってるんです。ただただ今の息子を素直に受け入れればいいだけなんでしょうけど・・・

    それができないんですよねぇ・・・、ストレスです。

    何年、何十年後に不登校の事を笑い話に楽しい食卓を息子と囲みたいものです。

    • 2
  • schedule4時間前
    とくめい

    私の子供は冬休み明けに不登校になったので、冬休みに入ると「まさか◯年前の今頃、不登校になるなんて思わずにクリスマスやお正月を過ごしたな…」と思います。不登校になると、本当に当たり前の日常が全て変わってしまって、学校に行って親子共に充実した日々、学校の授業参観や運動会など学校で過ごしている子供を見る機会も無くなりました。当時は「また来年も見られるから」なんて思っていましたが、学校で頑張っている姿を見る機会がこんなにも貴重な時間だったとは思っていなくて、もっと目に焼き付けていればと後悔することもあります。
    一度無くした信頼を取り戻すのはとても大変です。でも、お子さんに誠実な対応をし続けていれば、きっといつかは良い方向に向かうと信じています。私も、子供に対して誠実な対応をできる限りしていこうと、この投稿を読んで改めて思いました。
    あと、中学時代を棒に振ったと思うかどうかは、周りが決めることではなくて本人が決める事なのかなと…悩んで苦しんで、その時間が無いと得られないものだってあったかもしれません。
    お子さん、通信高校に通い出したのですね。きっと、通うだけでもかなり疲れると思います。言わないだけで、体調が悪い時だってあるかもしれません。私の知り合いに中学から不登校、定時制高校に通い出した方がいますが、最初の1年は相当しんどかったそうです。何故しんどいのかと言われれば、うまく説明はできないけれど、とにかくしんどくて3年では卒業出来なかったと…それでも、今は素敵な職業についてお仕事されていますよ!
    お子さんは、もうリスタートされていると感じました。たくましくてカッコいいです。お父様も、数年前の出来事をずっと後悔なさってて、優しいなと。そんなお父様の元に産まれたお子さんだからきっと優しくて胸の内を明かさないの明かさないのかもしれないですよね。
    不登校の事が、何十年後に笑い話になるように(数年後だと時間が足り無さそうで)お互いにのんびり過ごしていきましょうね。笑い話が出来る様に健康にはお気をつけて!

    • 10

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