母親
可能性の話
205 edit2024.10.11
上の娘が大学に入学した時に、入学式で挨拶をした学長だか副学長が、「皆さんはこれから大学で自分の専攻を学んでいくのですが、それは他の道の可能性をなくしていくことでもあります」と言ったのです。
どういう文脈でそう言ったのか、その後その話がどういうふうに着地したのか忘れてしまったのですが、それを聞いた時は本当にびっくりしました。
確かにそうかもしれないけどさ〜、入学式でそんなこと言う?普通、「皆さんには無限の可能性がある」って言うところじゃない?文系なんか、大学の専攻を生かした就職なんてしない方が多いし…なんて思ったものです。
その後、下の娘も大学に入学。しかし中退して専門学校に。そのこと自体は本人の選択だから仕方ない。でも高校で不登校になって、大学入学後に再不登校、心があまり元気でない時にした選択なので、今でも不安があります。
そして今まだ、専門学校も行けないようだともう後がない、なんて心配している。
今になって、あの学長の話は確かにそういう面もあるな、と思い出します。
小学生、中学生は、まだなんにでもなれる可能性があると思える。でも進路を決める年齢になると、現実を突きつけられて、否応なく何かを選んで進まないといけない。
一休みしたっていいし、失敗しても本人次第でやり直しや再スタートも可能だけど、時間的、能力的に選択肢はだんだん狭まり、諦めることも増えて行くと感じます。だから自分の選択を大事にして、そこで頑張らないといけないんだな、と。
もちろんこの可能性の話は不登校の子供に限らない話ですが、年齢がいってからの不登校は、そういう面が気持ち的にも特に厳しいところだな、と思うこのごろです。
とりとめのない話で申し訳ありませんでした。
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コメント一覧
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その話の全文を聞かないとなんとも言えないですが、その一文だけを聞くとなんじゃそりゃ?ですね。
大学の入学式の挨拶だから、きっと大切な話をされたのではないでしょうか?
ですがおっしゃる通り、小学校、中学校、高校、大学と成長していく段階で、ぼんやりしていた自分の進路、将来を絞っていく事になりますよね。
小さい頃からの夢や憧れを現実的に諦める人もたくさんいると思います。
どんな選択でも悩んで考えて、最終的に自分で決定して自立できるようになってくれていればいいと思っています。
不登校の我が子を見ていると、社会との繋がりで
自然と身につくはずの事が身につかず、人生の分岐点で迷うどころか、分岐点にすら辿り着けないのでは、、、と不安が押し寄せます。
私も取り留めのない話ですみません。