不登校から明るい未来へ
2444 edit2024.10.01
ある日突然(本人はだいぶ前から辛かったのを一生懸命隠していたようですが)
精神不安定な様子が表れ、不登校、自傷行為や希死念慮がありました。
学校生活だけでなく、家庭内の生活もままならなくなりましたが、悩みや辛さを打ち明けてはくれず、病院やカウンセリングも拒否でした。
塾や習い事も辞めました。
破棄がなく、青白い顔でボーッとYouTubeを見て過ごす毎日、あまりにも酷い精神状態に、学校に行かなくても生きてくれてさえすれば、というような日々を過ごしました。
未来地図を知り、同じような悩みを抱える方達の経験談やアドバイスを参考に、登校刺激はせず娘に寄り添い、生活習慣の乱れも注意せず見守りました。
それが必要なことだと理解しつつも、本当にこれでいいのかと常に不安に襲われていました。
親として何が正解か自信がないまま、約2年間娘を支え、無理かもしれないと思っていた高校進学にはギリギリ間に合って通信制高校に入学しました。
しかしその頃の娘はまだ、心機一転頑張りたい気持ちとやはり無理だという気持ちの浮き沈みが激しく、本当の笑顔には程遠く、高校3年間で希死念慮が無くなれば、、、とくらいに思っていました。
もともと頑張り屋でした。
真面目でしっかりしていて、友達もたくさん、勉強も嫌いじゃない、先生にも頼りにされ、それがモチベーションになりさらに頑張れる性格の子です。
私もそれが普通になっていたので娘に期待しすぎていたのかもしれないし、それらが重荷になっていたのかな、頑張りすぎたのかなと思っていました。
ですが親や先生、大人を頼ろうとはせず悩みは1人で抱え込んでいたので娘の本心はわからず、無理させず黙っていましたが、見守るしかできないのが正直なところでした。
高校生になり勉強は二の次、生活習慣の立て直しからゆっくりやっていけたらと考えていましたが、通信制高校に入学したことで、自分のペースで自分自身を見つめ直す時間が持てるようになり、思っていたよりかなりのハイスピードで心が回復していき、日に日に以前の頑張り屋の娘に戻っていきました。
1年生の取得単位は前期で全て取り終え、後期は
学校に行く必要が無くなり、大学に行きたいから本格的に勉強したい、また塾に行きたいと言い出しました。
そしてぽつりぽつりと中学生の頃の話をしてくれるようになりました。
話を繋ぎ合わせると、やはり悩み事の根本は誰かのせいや何かのせいではなく、自分自身の思考や
気持ちの問題だったようで、相談しても解決しないと考えていたようです。
思春期の複雑な心の状態も重なっていたように思います。
勉強が嫌で塾を辞めた訳じゃない、勉強が嫌で学校に行きたくなかった訳じゃない、先生や友達はみんな優しかったと話してくれて、先日はやりたい事や頑張りたいこと、将来の夢について語ってくれました。
少しづつ回復しているし大丈夫かもしれないと思いつつも、やはりどこか無理をしているのではないか?言葉や文字にしてしまうとダメになってしまうのではないか?という気がして躊躇していましたが、娘の話を聞いて今までの不安を感じることなく、はっきりとこの子はもう大丈夫だ、辛いことがあっても乗り越える力を身に付けてくれたと思えることができました。
娘が不登校になり、不登校で良かったとは思いません。他人事でありたかったし、やり直せるものならやり直したいです。
ですが辛く苦しい経験を無駄にしないよう、怒ってばかりだった母親から娘の気持ちに寄り添えるようになった私で頑張っていきたいと思います。
そして不登校で悩む全ての親子に、明るい未来が訪れることを切に願っています。
未来地図を卒業します。
この場所があったことに感謝します。
ありがとうございました。
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コメント一覧
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おめでとうございます!
私まで嬉しい気持ちでいっぱいになりました。
卒業おめでとうございます!
不登校、自傷行為、希死念慮…など、
今の娘と似ているところがたくさんあるなと思いながら、読ませて頂いていました。
希望さんの娘さんのように、辛いことがあっても自分で乗り越える力を、この先身に付けて欲しいなと。
我が家はまだまだ暗いトンネルの中にいますが、、いつかここを卒業できる日が来ますように!
素敵なお話をありがとうございます。
うちの娘もいつかは将来の夢を話してくれるかな。そうしたら私もここを卒業できるかなと、希望さんの文章が自分の未来日記になって欲しいなと思って読ませていただきました。
自分も以前は「怒ってばかりだった私」でした。希望さんのように「寄り添えるようになった私」と言えるようになりたいと思います。
卒業おめでとうございます。
娘さん、大きく踏み出されたのですね。涙が出てきました。本当に良かったです。卒業おめでとうございます。
私も、ここを覗かなくなる日が早く来て欲しいです。
いいお話をありがとうございました。
同じきもちで見守ります。
卒業、おめでとうございます。