
全日制高校から通信高校への転入する際の意思決定について
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edit2025.07.14
息子は小学校高学年の頃からチック症状(咳やまばたき)が出始め、その後、手洗いが止められなくなり、お風呂でもシャンプーのボトルを1本使いきるほどになってしまいました。
日常生活にも支障をきたすようになり、心療内科で「強迫性障害」と診断されました。
息子には10歳と8歳年上の兄がいます。
心療内科の先生によると、息子の精神年齢が高く、同世代の中で過ごす学校生活に違和感や居心地の悪さを感じているのかもしれない、とのことでした。
もともと学校が大好きで、誰よりも早く登校して清掃活動などを行うような子でしたが、小学5年生頃から五月雨登校が始まり、6年生の後半にはまったく登校できなくなってしまいました。
少しでも息子に合った学校であれば通えるのではと思い、不登校の期間中は「スタサプ」や個別指導塾を活用しながら中学受験に挑戦しました。その結果、私立の中高一貫校に進学することができました。
強迫性障害の症状がやや落ち着いていたことや、コロナ禍で一時オンライン授業となったこともあり、息子は徐々に学校生活に慣れていくことができました。
中学受験も、もともとは勉強への意欲というより「のびのびと通える環境を」という思いからでしたが、思いのほか成績が良く、入学後は難易度の高いクラスに配属されました。クラスの子たちも物静かで優しい雰囲気の子が多く、息子にとっては居心地がよかったようです。五月雨登校ではありましたが、高校1年生までは何とか通うことができていました。
しかし高校生になったあたりから、下痢や嘔吐などの体調不良が続くようになり、次第に欠席も増えました。
診断の結果は逆流性食道炎、慢性胃炎、過敏性腸症候群で、医師からは「ストレスが原因」と言われ、現在も治療を続けています。
体調不良が続いたからなのか、それとも体の不調によって気持ちが落ち込んでいるのかはわかりませんが、1学期の成績も下がり、それがまた気持ちの重しとなっているようです。
胃腸の症状が現れ始めた頃から、息子の表情も暗くなり、「好きだった音楽にも興味がわかない」「生きている意味が分からなくなってきた」といった言葉を口にするようになりました。最近は部屋にこもって寝てばかりの時間が増え、先週はついに1日も登校できませんでした。
息子に話を聞くと、特に明確な悩みがあるわけではなく、「何もやる気が起きないのがつらい」と話します。心療内科や胃腸内科の医師からは、やはりストレスが大きな要因だと言われています。そのため、少しでもストレスを減らせる方法はないかと日々悩んでいます。
病院にも何度も通っていますが、体と心の症状の背景に内分泌の異常があるのではと検査を受けたところ、副腎から分泌される「コルチゾール」の値が低いことが分かり、ストレスへの耐性が低下している状態であることが判明しました。
現在は追加の血液検査の結果を待っているところです。
もし学校へ行けない原因が病気や体質的なものによるのであれば、夫とも相談の上、通信制高校への転校も検討しています。息子にも「通信制高校で体調を見ながら勉強するという選択肢もあるよ」と伝えましたが、息子は「今の高校で頑張らなきゃいけない」「学校に行けないのは、自分が怠けているからだ」と言い、転校には否定的です。
体調が安定しているのであれば、息子の意思を尊重したい気持ちも強いのですが、今のままでは心身ともに限界を迎えてしまうのではないかと心配です。
通信制高校への転校について、どの程度まで息子の意思を尊重するべきか、正直なところ悩んでいます。
皆さまのご意見をお聞かせいただけたら幸いです。
どうぞよろしくお願いいたします。
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コメント一覧
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うちは娘ですが、中高一貫高1の時に体調崩して学校へ行けなくなりました。
行きたいのに行けない、学校辞めたくないの一点張りでこちらが通信制の話をしても全く聞き耳持たずでした。
でもよく考えたら、まだ高校生。
皆当たり前に全日制高校に通っていて、通信制に通っている子は周りにおらず、この先の大学進学を考えて…という生活をしているところ、調子の悪さと思うように体が動かないために行きたいのに行けず、やりたいこともやれず休んで家で過ごしていても、ドロップアウトしそうになっている自分を否が応でも実感させられて、どうしよう、人生詰んだ…で頭がいっぱいで、とても他の選択肢なんて考えられないのも致し方のないことで、受け入れるには時間がかかるだろうと思いました。
親としては、少しでも良かれと思って、こうした方が楽になるのではと思って通信制を勧めたつもりでしたが、娘の側からしたら、余計に追い詰められて苦しいだけなのかもしれないと途中で気付いてからは、娘の気持ちを尊重すべく、ありのままをまるっと受け入れようと考え、結局はなるようにしかならないし、辛くても回り道でも娘の人生は娘が決めると思い、留年確定するまで、あえて何も言わず黙って見守ることにしました。
高1秋に留年が確定したのですが、その時になって、このまま留年、通信制への転学と、退学して体を治して元気になってから再度学校へ行く、その他の選択肢を提示したところ、娘は通信制への転学を選びました。
転学までの約半年、娘はほぼノー勉でした。
焦りがなかったと言えば嘘になりますが、「元気があればなんでもできる」じゃないですが、元気になれば遅れは後からいくらでも取り戻せます。急がば回れ、何より最優先させるべきは勉強より心身が元気になること…とうちでは考えていました。
通信制は、欠課オーバーで留年が決まった後でも転学可能なので、今焦って息子さんに決断迫ったり、親が代わりに決断する必要はないように思いますが…。
ちなみに、転学前の娘の体調がどん底だった頃私は、密かに通信制を調べたり、束の間でも気分転換できそうなことを考えて、これも元気になるために必要!と、人気のカフェの新作をテイクアウトしたり、コンビニスイーツ買ってきたり、たまに調子が良い時には一緒にゲームしてみたり、音楽聴いたり、本や漫画を回し読みして感想言ったり…なんてことしていました。
息子さんも、ストレス解消できるものはすぐには見つからないかもしれないですが、辛い日々の中、少しでも気が紛れる時間が持てるといいですね。
我が家の息子も高一の夏休み明けから過敏性胃腸炎でトイレから何時間も出られなくなり、それと同時に頭痛や鼻炎などが発症、鼻炎は酷くて鼻水やくしゃみが止まらず何事にも集中することができなくなりました。
進学校だったので一日でも休むとあっという間に授業についていけなくなります。なのでますます登校できなくなりました。悪循環です。
行かなきゃいけないのに行けない自分に苦しみ、生きている意味がない、死にたいと毎日泣いていました。見ていて本当に胸が抉られるくらい辛かったです。
そしてついには他の病気も発症してしまい絶対安静3週間。手術もしたりで心身共にボロボロになってしまいました。
何とかギリギリで二年生に上がれましたが、本人が「もうこれ以上は辛すぎる無理だ、通信に転学する」と言うので二年生で通信に転学しました。
親子共に地獄の半年間でした。
その後も地獄の日々が数年続きましたが、今は少しずつですが回復してきたように思います。
私としては全日制に通って卒業してほしかったので最後までサポートしましたが、最後は本人の意思を尊重したかたちになりました。
今となってはそれでよかったと思っています。
p.s. その当時の私はやはり全日制に通ってほしかった一方、息子の心身状態では無理なのも薄々わかっていたので通信の説明会などには私が参加していざとなったらすぐに転学できるよう情報収集はしっかりしていました。
先ほどの匿名です。
体調が悪い時期は勉強は出来ませんでした。
焦ってもがいていましたが、こればかりはどうにもならなかったです。
体調が勉強出来る位になってからは、オンラインの個別指導やスタサプなどを頼りに何とかしている様です。理系であれば分かりやすいYouTubeもあるらしいです。
息子さんの高校は高2で高3範囲まで終わらせて、高3で受験対策をするペースかもしれないですね。
ストレスが大きそうなので、周りを意識しない様になれるといいですが、難しい事なのでしょうね。
うちも通信制高校、高校認定試験の事は考えました。
出席日数の事はあるので、調べておきながら、息子さんの気持ちを尊重してあげてみられては如何でしょうか。
トピック作成者
匿名さん、ご教示いただきありがとうございます。
娘さんの情報提供もありがとうございます。
とても参考になりました。
力を振り絞るようにして登校している様子、胸が締め付けられるようです。
登校したくても、体調不良ではどうしようもないんですよね・・・。
ホルモンの数値が戻っても、体調が改善しなかったこと、それでも漢方を服用しながら登校しているご様子を伺うと、親が勝手に通信高校へ転入させることは、息子にとって良くないことなのかもしれないと感じました。
息子は慢性副鼻腔炎もあるのですが、鼻炎が悪化すると精神不安も増加する傾向があり、症状に合わせた漢方も服用し、一時は回復していたのですが、コルチゾール低下に関する漢方服用はまだなので、すぐにでも漢方について調べてみたいと思います。
匿名さんの娘さんは高校3年生とのことですが、学校を休んだことで、授業の遅れや学業への不安を抱くことはなかったでしょうか?
息子の学校は授業の進度が早く、数日休むと授業についていけなくなることや、模試の結果でクラス編成することもあり、休んでもストレスになってしまうようです。
コルチゾールの低下で、動きたくてもどうにもならないこともあり、どうしようもないこともあると、通信高校への転入を検討したり、親の方が弱音を吐いてしまって、息子にも申し訳ない気持ちでいっぱいです。
担任の先生にも今よりも体調が回復するまで休めるかどうか相談しつつ、漢方を含め体調回復につながる情報を集めたいと思います。
ご丁寧にご回答いただき、感謝申し上げます。
うちは今は高校3年で女の子で、性別が違うので違いもあるかもしれませんが、今年、ホルモンの低下(コルチゾールも低下しました)があり、検査入院もしました。
ホルモンが低下すると脱力感が酷くて、とても登校出来る状態ではなくて、今年の1月から4月の始業式頃までは休みました。
ただ休んだ為にストレスからは少し脱した様で、検査結果が正常値に戻りました。
4月は高校に復帰し、5月の連休明けはまた登校出来なくなり、もう無理なのかなと感じましたが、戻りたい意思は固く、力を振り絞る様にして徐々に登校していきました。
娘はホルモンの値は戻りましたが、体調があまりよくはなかったので、何かないかと色々調べ、漢方の評判が良さそうな先生にたどり着きました。
娘の場合は身体が冷えているのが良くないとの事でした。
2種類位の漢方薬を服用しています。たまに体調が優れない事もありますが、何とか登校はしています。
ホルモンの低下は気持ちが落ち込んだり、動けなくなる位だるさが出る様です。息子さんは転校は考えていない様なので、ホルモンの値を平常に戻す事をまずはお考えになり、夏休みに息子さんのペースでゆっくり過ごしてみられてみてはと思います。
うちは冷えもよくなかった様なので、体質によっては漢方も効果があるかもしれないです。