STAFF 母親

「学校に行きたくない」検索ワード

1954 4 personKun edit2021.06.15

西野博之さんのFacebookの言葉です。
(2021,0615)

今日は東京都学校教育相談研究会・特別講演会の講師として、対面講演会に招かれた。テーマは不登校だったので、冒頭で「たかが学校・されど学校」の話をした。少子化が加速する中で、なぜか子どもの自死は増え続けている。昨晩放映されたNHKスペシャル「若者たちに死を選ばせない」。様々な分野の研究者が集まって、若者の自死を止めるための研究を行っている様子が報道された。膨大なSNSの検索の結果、若者の自死と高い関連性を示す検索ワードは、「死にたい」や「消えたい」ではなく、「学校に行きたくない」であった。この結果を私たちはどうとらえたらいいのだろうか。
 子どもたちは「たかが学校」に命を削る。親も先生も学校ぐらい行けて当たり前。学校はみんなが行くところ。休まず、頑張って行きなさいという。おとなたちが考えているほど、子どもたちは軽い気持ちで学校に行かない選択をしているわけではないのだが、おとなたちは分かってくれないし、分かろうともしない。悩み、苦しみぬいた末に、ようやく「学校に行きたくない」という言葉を絞り出した子ども。もしかしたら、もうギリギリなのかもしれない。でも、その思いが届かない。受けとめてもらえない。絶望の中でいのちを断つ子どもたち・・・。
 不登校は「いのち」の問題といい続けて30年。祈りをこめて、あえて使った「たかが学校」という言葉にこめた想い。出席された管理職の校長先生や教育相談に携わる先生たちに、どうか届いてほしいと願う。

https://m.facebook.com/story.php?story_fbid=921093728746901&id=100025388477953

NHKスペシャル「若者たちに死を選ばせない」
6月16日(水)・午前0:25〜午前1:14
https://www.nhk.jp/p/special/ts/2NY2QQLPM3/episode/te/EM9XQZQX58/

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コメント一覧

  • STAFF 母親
    schedule約3年前

    せんちゃんさん

    同感です。
    私も子どもたちの選択を誇りに思います。
    助けてもらったのは 自分の方かもしれない…とも思います。

    笑顔で生きててくれることが、何よりも幸せですね。

    コメント ありがとうございます。

    • 3
  • STAFF 母親
    schedule約3年前

    ケチャさん
    コメントありがとうございます。

    とても考えさせられる番組でしたね。
    学校は単に「学びの場所」の一つに過ぎないはずです。
    本来なら、子どもが守られる場所。
    命を削ってまで行く場所ではないですよね。

    「行きたくない」と言い、行かない選択をした我が子を 私も誉めたいです。

    「学校に行きたくない」の奥にあるものに 大人たちが気づいていけるように…そして社会が少しでも変わるように… 願いたいです。

    • 2
  • schedule約3年前
    せんちゃん

    あの時、学校に行かないと決めた娘達のことを誇りにおもいます。
    今は、好きなことをしています。そんな娘達に助けられています。

    • 6
  • schedule約3年前
    ケチャ

    kunさん

    まさしく!
    今日そのテレビを見たところです。
    実家の母が録画してくれていて、
    じっくり見ました。
    大変考えさせられました。
    自殺してしまった中学生の親が、
    なんであの時、学校へ無理に一人で行かせてしまったのか…
    車で送ってあげて、行きたくない理由を聞いてあげたら…
    って悔やんでいました。
    学校ってなんでしょうね。
    死ぬほど行かなきゃ行けないところでしょうか。
    うちは自傷行為とかありませんが、
    このテレビを見ていると
    学校へ行きたくない!
    と言ってくれて良かった気がします。

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