【インタビュー】フリースクール「MARBLE WORLD SCHOOL(マーブル ワールド スクール)」に設立の経緯を聞いてみました

フリースクールインタビュー企画!
今回は奈良県 / オンライン(Zoom等)でフリースクールを開催している「MARBLE WORLD SCHOOL(マーブル ワールド スクール)」について、設立から今に至るまでのお話を聞いてみました。

まずは自己紹介をお願いします

私たちは、子どもたちが豊かに育つことの大切さを常に心に留めています。子どもたちを大切に育むため、 日本の自然が持つ豊かさを活かした系統的で理論的な教育プログラムを提供することの重要さを訴えてきました。

現代社会では、便利さや快適さが重視されがちですが、 私たちは「何もない」ことこそが子どもたちの生きる力を育むことを確信しています。 自然の中での経験は、子どもたちに大きな成長と学びをもたらします。そこには、自己発見やチームワーク、 自然との共生など、重要なスキルが豊富に含まれているからです。子どもの時にしか経験できない事柄もたくさんあります。 たとえ発達障害や学習障害があったとしても、多様な経験や学びは、彼らが自信を持って自分らしく生きる力を育むのです。

また、私たち大人は、子どもたちから学ぶことの重要性も認識しています。彼らの持つ純粋な視点や創造力は、 大人にとっても貴重な学びの源です。彼らの意思表示は私たちに工夫と努力、学びの機会を提供してくれます。

私たちNPO法人は、子どもたちの自己理解や知的好奇心、探求心をバランスよく育み、 生きる力となる非認知能力の獲得を援助します。いずれは社会に関わり、 自分らしく幸せに生きることができるよう支えていきたいと思います。 なぜなら、私たち大人には彼らの未来をより良いものにする責任があるからです。

私たちの使命は、子どもたちが育つ環境や機会を整えるだけでなく、彼らが成長する社会を築くことです。 そのためには、子どもたちが直面する問題や課題に真摯に向き合い、解決策を見つける努力が必要です。

私たち大人も、子どもたちと共に歩み、彼らが生きる未来をより良いものにするために行動する義務があります。 彼らが信じることのできる明るい未来を築くために、私たちは力を合わせて努力しなければなりません。

皆さんのご支援とご協力を心よりお願い申し上げます。

代表理事 やまもと まゆみ

MARBLE WORLD SCHOOL(マーブル ワールド スクール)はどのようなフリースクールですか

『MARBLE WORLD SCHOOL』は、【ギフテッド】の子どもたちが学び合う自由教育の場所であり、子どもたちの未来が拓かれる場所です。

校舎は、奈良県五條市大塔町という大自然の中にあります。
この自然に囲まれた「何もない」環境で、子どもたちが豊かに育つことをめざします。
現代社会では便利さや快適さが重視されがちですが、「何もない」ことこそが、子どもたちの生きる力を育む源になるのです。
自然の中での経験は、自己発見やチームワーク、自然との共生など、重要なスキルが豊富に含まれています。
さらに、社会と関わりながら生きていくためのマナーやルール、コミュニケーションスキルも、遊びや学びの中から獲得していきます。
認知能力とともに、非認知能力の向上も重視しています。

【ギフテッド】の子どもたちは、多様な経験や学びから、自己肯定感を高め、自信を持って自分らしく生きる力を養っていきます。

フリースクールを設立しようと思ったきっかけを教えてください

「学校がつらい場所」になる理由は、周りの理解が進んでいないことにあります。
そうならないために、学校をどう変えるか、先生をどう変えるか、保護者をどう変えるか、にも積極的に取り組んできました。

「発達障害」に関しては、認知と学びの場は増えてきました。
しかしながら、【ギフテッド】に関して、すべての大人、すべての学校が、そのことを理解し環境が変わるには、まだまだ大きな 壁があり、私一人の力では限界があります。

私ができることは何かを考えたとき、「社会の環境が整わないのであれば、小さくても整っている環境を用意すればいい」と いう想いが芽生え始めます。

【ギフテッド】に関して、すでにそのようなスクールはいくつか存在していますが、子どもの側に立った環境が整っているかど うかが重要です。

私の経験や専門知識が、【ギフテッド】の子どものために、役立てられるのでは…。

そんな想いで、オルタナティブスクール『MARBLE WORLD SCHOOL』の開校をめざしました。

学校ひとつで世の中がすぐに大きく変わることはありません。
ですが、1人また1人と知る人が増えることで、少しずつ世の中は変わっていく。
私はそう信じています。

教育だけではなく、その先の社会を変えるための発信拠点として、オルタナティブスクール『MARBLE WORLD SCHOOL』を育ててい きたいと思っています。

実際に設立してみてどんなことを感じましたか?

今現在は来春の開校に向け、通ってくれる子どもたちの募集を積極的におこなっています。

まずは、私たちの事業活動を知ってもらい、体験や相談を行っている状況です。

是非、いろんな方に情報を共有していただければと切望しています。

運営していて印象に残っていることがあれば教えてください

ギフテッドの子どもたちが、通常の発達障害(ADHD)と誤解され、適切なサポートを受けられていない現状があります。また、才能がある部分で評価される一方で、不器用なところや不得意な部分が理解されず、サポートが不足しています。このような誤解を解消し、彼らの未来を拓くためのサポートや環境を整えていく必要性を強く感じています。

これからどのような場所にしていきたいですか?

豊かな自然環境の中で、地域の人たちと積極的に交流し、自然環境やその土地の文化、芸術を大切にすることが重要です。そして、何よりも子どもたちが主体性を持って学びを積み上げていける環境を整えるために、周りの大人たちは尽力しなければなりません。大人の押し付けではなく、彼らが探求したい学びが実現できるよう、小中学校の時期における育ちを支えていきたいと思います。何より、生活を共にすることで人間的な成長の根幹をしっかりと構築していきたいと考えています。

最後に、このページを見ている保護者の方々にメッセージをお願いします!

「ユニークさを強みにして生きる」
そのためには
ダイヤの原石を磨く場所が必要。

大切なお子様をご家族ともに育てるお手伝いをさせていただきたいです。
ずっと障害を通してお子様の成長を見守ることができる。そんなことができる場所にしていきたいと思います。

是非、保護者様にもご協力いただきたいと思います。

まずは、野外活動や宿泊体験で私たちのことを知っていただきたいと思います。

お待ちしております。

――インタビューは以上です。
貴重なお話を聴かせていただき、ありがとうございました。

◆フリースクール「MARBLE WORLD SCHOOL(マーブル ワールド スクール)」の詳細はこちら
https://miraitizu.com/freeschool/89915
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