フリースクールインタビュー企画!
今回は三重県でフリースクールを開催している「自律学習サポートスクール(フリースクール)もるとれがーと」について、設立から今に至るまでのお話を聞いてみました。
まずは自己紹介をお願いします
三重県四日市市塩浜でフリースクール「もるとれがーと」を運営している福田久稔です。
2024年6月に開校し、学校に行きづらさを感じている子どもたちの居場所と学びを支えています。子どもの最善を第一に考え、一人ひとりのペースに寄り添った関わりを大切にしています。
保護者や学校、関係機関とも連携しながら、子どもを真ん中にした支援を行っています。
自律学習サポートスクール(フリースクール)もるとれがーとはどのようなフリースクールですか
もるとれがーとは、2024年6月に開校した、プログラミング(ICT)を軸としたフリースクールです。
子どもたちにとって安心できる居場所であり、自分のペースで前に進める場所でありたいという思いからスタートしました。
ここで大切にしているのは、「子どもの最善を優先すること」です。
大人の都合ではなく、その子にとって今何が必要かを考えながら関わっています。
無理に何かをさせることはありません。
その日の気持ちや体調を大切にし、一人ひとりに合わせた過ごし方を大切にしています。
また、本人が望まない限り、登校を促すことはしていません。
保護者の方、学校、関係機関とも連携しながら、子どもを真ん中にした支援を行っています。
学習も「できる・できない」ではなく、「やってみようかな」という気持ちを大切にし、小さな成功体験を積み重ねていきます。
そんなスクールがもるとれがーとです。
フリースクールを設立しようと思ったきっかけを教えてください
もともとパソコン教室を運営していた頃、日中にプログラミングを学びに来るお子さんが何人かいました。
私はあえて「学校は?」と聞くことはせず、まずは安心して過ごせる時間を大切にしていました。
レッスンを重ねる中で、保護者の方から「学校に行けていない」と教えていただくようになり、はじめてその背景を知りました。
そのとき、ICTを通じて学ぶことや、「できた」という経験が、子どもたちの自己肯定感につながっていることを実感しました。
そして、こうした子どもたちが安心して過ごせる場所をきちんとつくりたいと思い、フリースクールの開校を決意しました。
実際に設立してみてどんなことを感じましたか?
ひとりひとり全部ケースが異なっていますので、まず、子どもたちと心を通わせて、保護者との信頼関係を構築した上で、取り組まないとならない名と感じました。
また、単にこ本人やご家族とだけではダメで、学校はどう考えている、どうしてゆきたいと感じているなど、ヒヤリングして連携を密にしないとならないと感じて実践しています。
連携は非常に重要です。場合によっては通っている医療機関にも出向きます。
また、ついつい、大人の都合を子どもに押しつけてしまいますが、子どもが嬉しいか、楽しいか、どうしたいかをベースに考えるようになりました。
運営していて印象に残っていることがあれば教えてください
印象に残っているのは、学校へ復帰していったひとりのお子さんの姿です。
最初はスクールに来ること自体が精一杯で、ほとんど言葉もありませんでした。
一緒に時間を過ごす中で、少しずつ気持ちを話してくれるようになり、ある日「新学期から学校に戻ってみようかな」と話してくれました。
その思いを大切にしながら、学校や教育委員会とも連携し、受け入れていただくことができました。
もちろん、そこがゴールではありません。無理なく通い続けられるよう、その後もフォローを続けています。
その年の三学期には、校内フリースクールへ毎日通えるようになりました。
「毎日楽しく学校に通えています。何かあったら頼ります」とメッセージをもらったとき、この仕事の意味を改めて感じました。
これからどのような場所にしていきたいですか?
まずは、安心して過ごせる「居場所」であることを大切にしたいと考えています。
その上で、「勉強したい」と思ったときに、いつでも取り組める環境を整えた場所でありたいと思っています。
それは子どもたちだけでなく、保護者の方にとっても同じです。
安心して話せる場所、ほっとできる場所でありたいと願っています。
また、毎月保護者会を開催しています。
保護者同士がつながり、支え合える関係が生まれることも大切にしています。
本人も保護者の方も「ここに来て良かった」と思える場所を目指します。
最後に、このページを見ている保護者の方々にメッセージをお願いします!
保護者の方へお伝えしたいのは、どうか一人で抱え込まないでいただきたい、ということです。
ご相談だけでも構いません。オンラインであれば、全国どこからでもお話を伺っています。
そして、子どもを信じてあげてください。
子どもは親の思い通りに動かないこともありますが、それは自然なことだと思います。親が「子どものために」と思って行動することも、また大切なことです。
そこに、子どもの気持ちを少しだけ重ねてみてください。
「この子はどうしたいのだろう」と耳を傾け、その願いを支える“補助ロケット”のような存在でいられると、子どもは少しずつ前に進んでいきます。
小さなことのようで、とても大切な視点だと感じています。
――インタビューは以上です。
貴重なお話を聴かせていただき、ありがとうございました。
- ◆フリースクール「自律学習サポートスクール(フリースクール)もるとれがーと」の詳細はこちら
- https://miraitizu.com/freeschool/101501
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