フリースクールインタビュー企画!
今回は東京都でフリースクールを開催している「コクーンアカデミア」について、設立から今に至るまでのお話を聞いてみました。
まずは自己紹介をお願いします
こんにちは。コクーンアカデミアキャンパス長の梅根です。
私は20年以上、教育業界で子どもたちと向き合ってきました。幼児教育から中学・高校受験指導まで、多くの子どもたちの「学び」に携わる中で強く感じたことがあります。
それは、「学ぶ力」は誰にでもあるということです。
ただ、その力を発揮できる環境やタイミングは、一人ひとり違います。
学校へ行きづらくなると、「勉強が遅れてしまう」「もう取り戻せない」と不安になるお子さんや保護者の方が少なくありません。
だから私たちは、勉強を教えることだけを目的にするのではなく、「もう一度、学んでみようかな」と思える気持ちを育てることを大切にしています。
コクーンアカデミアは、そんな子どもたちのための昼間の学習塾です。
コクーンアカデミアはどのようなフリースクールですか
コクーンアカデミアは、「学校へ行けないから勉強も止まってしまう」という状況をつくらないための昼間の学習塾です。
フリースクールというと、「安心して過ごせる居場所」というイメージを持たれる方が多いと思います。もちろん安心できる環境はとても大切です。
でも私たちは、それだけでは終わりたくありません。
子どもたちがもう一度「学びたい」と思えるようになること、その先の進学や将来の選択肢につながることも同じくらい大切だと考えています。
そのため、一人ひとりの学習状況や生活リズムに合わせて、「今のその子」に合った学びを一緒につくっています。
中学生でも小学校の内容から学び直す子、高校受験に向けて毎日通う子、まずは30分だけ机に向かうことから始める子。本当にさまざまです。
「学校には行けない。でも学ぶことは諦めたくない。」
そんな子どもたちを支える場所でありたいと思っています。
フリースクールを設立しようと思ったきっかけを教えてください
代表・峰嶋の熱い志と、キャンパス長・梅根のまっすぐな行動力が出会い、コクーンアカデミアは生まれました。
代表・峰嶋の熱い思いはコチラ(https://cocoon-ac.jp/news)
峰嶋も梅根も塾での指導が長く、学校に行きづらい子を持つ保護者でもあります。同じ境遇にある私たちが、自分自身の子どもを心から通わせたいと思える場所をつくりたい、という思いでつくったのがコクーンアカデミアです。
したがって、コクーンアカデミアでは、生徒さんの各種サポートと同じくらい保護者サポートにも力を入れています。
不登校を持つ親の気持ちが分かるわたしたちだからこそ、寄り添えることがあります。
実際に設立してみてどんなことを感じましたか?
この活動を続ける中で、改めて強く感じていることがあります。
それは、多くの保護者の方が、お子さまを心から大切に思っているにもかかわらず、「何が正解なのか分からない」という不安や孤独を抱えているということです。
学校、病院、行政、SNS、本…。今はたくさんの情報があります。しかし、情報が多いからこそ、「これでいいのだろうか」と迷い続けてしまう保護者の方も少なくありません。
実は、私自身もその一人でした。
子どもが学校へ行けなくなったとき、どう接すればいいのか分からず、一緒に泣いた日もあります。
だからこそ今、保護者の皆さまには「一人で抱え込まなくて大丈夫です」とお伝えしたいのです。
一方で、お子さまたちと接していると、「学びたい気持ち」がなくなった子はほとんどいないことにも気づかされます。
「勉強が嫌い」なのではなく、「学校では学べなくなってしまった」という子が本当に多いのです。
だからコクーンアカデミアでは、保護者の方には安心して相談できる場を、お子さまには自分のペースで学び直せる環境を提供したいと考えています。
親子それぞれが少しずつ前を向けること。それが、私たちの一番大切にしていることです。
運営していて印象に残っていることがあれば教えてください
私にとって一番大きかったのは、「教育」の考え方が大きく変わったことです。
長年、塾講師として子どもたちと向き合ってきた私は、「どうすればできるようになるか」「何を教えれば力がつくか」と、常に”足し算”の発想で教育を考えていました。
もちろん、それは学ぶ意欲のある子どもたちには必要な支援です。
しかし、学校に行けなくなった子どもたちと出会う中で、それだけでは届かないことを何度も感じました。
心も体も疲れているときに必要なのは、新しい課題や目標ではなく、「頑張らなくても大丈夫」と安心できる時間であることも少なくありません。
だからコクーンアカデミアでは、「何を増やすか」だけではなく、「何を減らせば、この子らしく動き出せるだろう」という”引き算”の視点を大切にしています。
その結果として、「今日は30分だけ勉強してみよう」「明日も来てみよう」と、子どもたち自身が少しずつ前を向いていく姿を見るたびに、教育とは知識を教えることだけではないのだと実感しています。
これからどのような場所にしていきたいですか?
私たちが目指しているのは、「学校へ行けない」と「学ぶことをあきらめる」の間にある選択肢になることです。
学校に戻ることだけがゴールではありません。
また、ただ安心して過ごすだけでもありません。
子どもたちが「また学んでみようかな」と思えるようになり、その先の進学や将来につながる力を少しずつ育てていくこと。それが、私たちが考える”昼間の学習塾”の役割です。
もちろん、一人ひとり歩くスピードは違います。
毎日通える子もいれば、週に1回から始める子もいます。まずは教室に来ることだけを目標にする子もいます。
私たちは、その子にとっての「今の一歩」を大切にしながら、学びと自信を積み重ねられる場所であり続けたいと考えています。
「コクーン(繭)」という名前には、安心して羽を休め、やがて自分らしく羽ばたいてほしいという願いを込めました。
子どもたちだけでなく、保護者の皆さまにとっても、「ここに来ると少し肩の力が抜ける」と思っていただける場所でありたいと思っています。
保護者の方々にメッセージをお願いします!
代表の峰嶋と私梅根は同じような境遇でも性格が全然違います。静の峰嶋、動の梅根そのふたりを取り巻くさらに個性あふれる人々・・・そんな多様性に富んだキャラクターがコクーンアカデミアの良さでもあります。
ぜひ一度、コクーンアカデミアに遊びに来てください!
――インタビューは以上です。
貴重なお話を聴かせていただき、ありがとうございました。
- ◆フリースクール「コクーンアカデミア」の詳細はこちら
- https://miraitizu.com/freeschool/110451
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