まずは、心身を休め…エネルギーを蓄えて…勉強は、学校は…いつからでも どこででも どうとでもなる!

マイペースに生きるということ

小学生・中学生の頃からの、女の子同士のよくある度重なってきたイジメを受けてきた、全日制高校1年生の秋。
ソフトテニス部女子の人間関係のゴタゴタで、心身共にボロボロになっていました。
フラフラになりながらお布団から出て、ヨロヨロしながら制服のネクタイをつけていると、父がわたしに尋ねました。

「YAYOIは、何が不安だ?」

わたしは、
「学校…行かなきゃ…勉強…遅れるから…みんなと同じようにやらなきゃ…」
父は、
「そうか、わかった。でも、今日は休もう」
と言い、母に学校への欠席連絡を促してくれました。
それから暫くして、とうとうお布団からも出られなくなり、うずくまっていると…
母が来て、わたしの背中をさすりながら、優しく言いました。

「YAYOI、勉強は、いつからでもどこででも どうにでもなるよ。お父さんと相談してね、今はYAYOIは、疲れた心と体を休めるとき。長い長い人生、休んでもいいときがあるんだよ。だから、今は神さまからお休みをもらおうね」

それから、わたしは全日制の高校を、高1の2月に自主退学しました。単位も何も取れなかったです。高校、行ってないことになったも同然でした。
その後は、泥のように眠る日々。
1日の3分の2が睡眠時間!
16時間、眠り姫のようにひたすら寝ていました。ご飯、トイレ、お風呂、当時の娯楽のテレビ…それ以外は、お布団の中。
すると…眠りまくっていたその頃…不思議な感覚に包まれていたことを思い出しました。
まるで、暗い暗いお母さんのお腹の中に居るかのような…外の世界の喧騒から離れて、安らぎに包まれていたかのような…

半年経った頃には…

周りのペースに合わせなくてもいい、わたしはわたし、自分のペースで歩めばいい。

と思うようになり、マイペースに生きられるようになったのです。

ありのままを生きる

わたしが休んでいる間、父と母は悩み戸惑うこともありました。
おとなになり、後からその時のことを聴いたことがあって…
その頃の父と母には 悩みを吐き出せる人や場所があったようなのです。
そして、2人とも、自分の趣味や やりたいことを楽しんでくれていました。わたしだけに意識を集中せず、かといって放置ではない程よい距離感。
わたしのことで悩んだり考え込んだりしすぎず、(陰ではきっと色々と悩んでいたと思います)両親の人生を楽しんでくれていたことに、わたしは救われていました。

衣食住を整えてくれて、居心地のいい環境を与えてくれてて…
【そのままのあなたでいいよ】
というメッセージを送ってくれていたように思います。
言葉はなくても、今はそう思います。

そして、それはおそらく両親も…
【そのままの自分たちでいい。ありのままの自分たちでいい】
と、無意識下で思ってたのかもしれない…と、今では感じるのです。

好きなこと・やりたいことの パワーはスゴイ✨

わたしはわたしで、

【自分が原因で、両親が自分たちの人生を犠牲にしていない。ちゃんと、好きなことをやって楽しんでくれている】

という安心感もあったのでしょう。
思う存分、休んだ後…
(私の場合は、眠りに眠ること…)
父とのリハビリ(犬の散歩や家のお手伝いなど)を経て、わたしは動き出します。

ファミレスでアルバイトを始めた17才の夏。
幼い頃から保育士になりたかったことを思い出し、それには高校卒業だ!と、一念発起して19才の春…通信制高校へ入学。同年代は、大学や就職をする頃。わたしは、高校生やり直し!それでもいい。わたしは、わたし!自分のペースで生きていい!
通信制高校は、本来4年間で卒業のところを、大検(今の高卒認定試験)で単位を取り、3年で卒業しました。
通信制高校でマイペースで勉強をするという方法が、わたしには合っていました。

そこから、イジメが原因で発症していた持病と付き合い向き合いながら、療養(ひきこもり)と社会復帰(様々なアルバイト・保育補助の仕事をいくつかなど)を繰り返しながら…
25才の頃…愛する人と出逢い結婚、今に至ります。

わたしの夢は、今はカタチを変えて繋がっている…

保育士になる夢は、実はまだ叶えていません。しかし、これまで保育園で保育補助として働きながら、ベビーシッターと子育て支援員の資格を取得しました。また、長年持病とも付き合って生きてきました(当時は治らないと言われていた病、今では共存です)
不登校多様な学び関連の活動をしつつ…今は、保育士になること以外にも子どもと携わることは出来るなぁ…と感じています。
例えば、わたしの大好きなソフトテニス!子どもたちと打ち合ったりサポート出来ることが喜びであり…しあわせです☺

夢は、カタチを変えて繋がっていくことも…あるのかも?ですね😊

休む勇氣

不登校になると、何かさせなきゃ!どこかに行かせなきゃ!何か…せめて…と思いがちです。
だけど、わたしは経験から思います。
みんな、休むことの大切さをもっと知ってほしい。
休むこと、好きなことをしてエネルギーを蓄えること。この過程があって、その先動き出せるのだと思います。

不安かもしれません。
世間から、周りから 取り残されるような感覚…

けれど、大切なのは【今】
今を大切に…しあわせに生きていれば、きっと未来もシアワセ✨
勇氣をもって、休んでください。
休ませてあげてください。

キモチを吐き出す・話す・放せる場所

保護者さんのココロを整えながら…
キモチを吐き出し、拠り所となれる場所…探すことも大切。そのひとつが未来地図であれたら…スタッフ一同、本望です😊
皆さんが、心を整えて元氣になって、しあわせになること…それが、わたしたちの喜びであり、エネルギーとなります✨

休むこと!好きなこと・やりたいことをやる!活力をつける!
勉強は、学校は…いつからでもいくらでも、どうとでもなる!
長い人生、疲れた羽を休めるときがあっていい。きっと、その後また羽ばたけるから…✨

のんびりのんきに生こう♪

お読み頂きありがとうございました。

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