こんにちは。
未来地図の「みんなの本棚」ではスタッフが、この本ココがよかったよ〜、と紹介しています。
今回はその中から暁が選んだイチオシの本を7冊紹介します。
1)こころの処方箋 / 河合隼雄 著
心理学の大家、河合隼雄さんが人生のエッセンスをサラリと書いた本。
河合さんの膨大な臨床経験や知識に裏づけられた文章を読むと、心のうちを一段深いところから理解できるような気がします。
やさしい言葉で書かれているので、読みやすい!どの章も4ページでどこから読んでもOK。
各章の見出しがすでに名言だらけ。読むだけで、そうだよね〜と励まされました。
2)Q&Aこころの子育て―誕生から思春期までの48章 / 河合隼雄 著
河合さんの本からもう1冊ご紹介します。
「こころの処方箋」と同じ形式ですが、子育てに特化した内容になっています。
ハウツー本ではなくて子育てのヒントがたくさん載っています。
時代は、うつれど人の心の育ち方はそうそう変わりません。
古い本ですが色あせない名著だと思います。あわせておススメします。
わたしのイチ推しは…
3)「普通がいい」という病 / 泉谷閑示 著
精神科医の泉谷閑示さんの本。
「うちの子、動けないって言うけどホントにホント?頭の中を見てみたい」と思っていた私に
「ヒトはこういうふうにできてるよ」と教えてくれる本でした。
読み終わった時「だからこういう言動になるんだ!」とあせりが少し減りました。
miraicafeでもおススメするくらい、どうにも動けない子どもを理解するためのヒントがたっぷりつまっています。
4)NPOカタリバがみんなと作った 不登校ー親子のための教科書 / 今村久美 著
NPOのカタリバさんの不登校支援の実践から生まれた本。
子どもが「学校に行きたくない」と言ってきた時にどうしたらいいの?から始まって、
- 親の心得
- 学校との関わり方
- 相談期間や支援施設の紹介
- 先輩親子からのヒント
- 進路などについて
- 具体的な情報や事例
などが載っています。
不登校に関する情報がバランスよく載っていているのでおススメ。
5)まんが「やってみたくなるオープンダイアローグ」 / 齋藤環 著、水谷緑 著
長年ひきこもり支援をされてきた精神科医の齋藤環さんと、漫画家の水谷緑さんの共著の本。
「家族で話がかみ合わない」
「関係が近いからこそ、からまった糸をほぐすのが難しい」そういうときのヒントがもらえます。
オープンダイアローグとは、フィンランドの精神病院からはじまった、対話によるケアの手法。
治療実績がよくて注目を集めています。
本書ではオープンダイアローグとはどういうものか、6つの事例を漫画で紹介し、さらに補足の解説もあってとてもわかりやすい1冊。
6)さびしすぎてレズ風俗に行きましたレポ / 永田カビ 著
高校卒業後にうつ病になった永田さんが、10年にわたる自分の経験を深掘りしてさらけだして書いた漫画。
扉絵が強烈でひるみますが、中身はいたってまじめで私にとってはうつ病の解説書でした。
主人公は「〇〇する資格がない」と拒食症になったり、
親の評価がどうしても気になったり…。
どん底まで落ちて、そこからどうやって再び立ち上がったのか。
若い人、生きづらさを抱えている人に刺さりまくり、今や世界各国で翻訳もされている1冊。
7)9つの性格 エニアグラムで見つかる「本当の自分」と最良の人間関係 / 鈴木秀子 著
エニアグラムの入門書を1冊ご紹介します。
「うちの子、いったい誰に似たの? 」
「人間関係って難しい〜!」と感じた経験、ありませんか?
エニアグラムは性格診断のひとつ。
人は生まれつき9種類の性格傾向のどれかを持っている、という考え方です。
本書では9タイプそれぞれの思考や行動のパターン、強みと弱みが解説されていました。
エニアグラムを知って、人によってこんなにも価値観が違うものか!と驚きました。
自己理解には役立ちますが、エニアグラムは好き嫌いが分かれるかもしれません。
わたしは、自分でも気づいてなかった弱点や強みに気づけて、他人との摩擦が少し減りました。
「みんなの本棚」には、他にもスタッフおススメの本がたくさん載っています。
あなただけの1冊を探してみてください。
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