【インタビュー】フリースクール「適応指導教室(ステップルーム)」に設立の経緯を聞いてみました

フリースクールインタビュー企画!
今回は埼玉県でフリースクールを開催している「適応指導教室(ステップルーム)」について、設立から今に至るまでのお話を聞いてみました。

まずは自己紹介をお願いします

こんにちは。ステップルームは埼玉県志木市にある志木市教育サポートセンター内の適応指導教室です。
ステップルームでは、志木市内在住の小・中学生で様々な要因により長期にわたり登校していない児童・生徒を対象にサポートを行っています。
普段の通級とは別に、相談員と一対一で話をしてステップでの過ごし方を振り返ったり、学校復帰や自立に向けての相談なども実施しています。

適応指導教室(ステップルーム)はどのようなフリースクールですか

ステップルームは、心理の相談員が多いことが特徴の適応指導教室です。そのため、人とのコミュニケーションを通じての情緒面の成長や、家庭の外の空間に対する居場所の提供を目指しています。
また、学校復帰も含めた広い視野での本人の自立を促しています。志木市の教育委員会の管轄にもなるため、学校との連携も密に行えるのも特徴の一つです。

フリースクールを設立しようと思ったきっかけを教えてください

教育サポートセンターでは、子どもの養育上・教育上の悩みや課題に、臨床心理士・公認心理師や心理学を専攻した相談員が相談に応じています。
その中で、様々な要因から長期の欠席となっている児童・生徒の「心をいやせる子どもの居場所作り」として、ステップルームを開設しました。

実際に設立してみてどんなことを感じましたか?

一概に不登校といっても原因や背景は様々なため、一人一人の自分にあった目標設定が大事だと感じました。
そのため、学校復帰の目標だけではなく、外に出て同年代の子達と関わることや決められた時刻に決められた場所に行くことなど、今の本人の状態から少しでもステップアップできるように関わっていくことが大切だと思っています。

運営していて印象に残っていることがあれば教えてください

ステップに通っている子ども達が笑顔になったり、成長した瞬間です。最初は緊張して会話することができなかったり、部屋に入れない子もいましたが、相談員や他のステップ生と関わる事で、自然と笑えるようになった時は嬉しく思います。
そんな子達が次に来たステップ生に「最初は緊張するよね。私も怖かったけど大丈夫だよ」、「よかったら一緒に過ごしてみない?」と相手の気持ちに寄り添う姿にも成長を感じました。

これからどのような場所にしていきたいですか?

学校や外部での傷つき体験から家庭外に安心感を持ちづらくなっている子が増えているように思えます。そのため、家庭の外にあるもう一つの安心できる空間としてみんなが笑顔で過ごせる場所にしていきたいと考えています。
その空間の中で、自身の課題と向き合えるようフォローしていき、自立に向けての一歩が踏み出せるお手伝いをさせてください。

最後に、このページを見ている保護者の方々にメッセージをお願いします!

このページを見られている方は、不登校の支援について検索や情報収集を頑張られた方が多いと思います。中には周囲に相談できず、お一人で悩まれている方もいらっしゃるかもしれせん。
そのような際は一人で抱え込まず、まずはお気軽にお話を聞かせてください。専門のスタッフが一緒に悩み、今できる事を考えさせていただきます。その中で保護者様、そしてご本人の悩みを解決するお手伝いができればと考えています。
もし、少しでもご興味がありましたら、お気軽にご連絡ください。よろしくお願いします。

――インタビューは以上です。
貴重なお話を聴かせていただき、ありがとうございました。

◆フリースクール「適応指導教室(ステップルーム)」の詳細はこちら
https://miraitizu.com/freeschool/4532
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