【インタビュー】フリースクール「木のねっこ」に設立の経緯を聞いてみました

フリースクールインタビュー企画!
今回は広島県でフリースクールを開催している「木のねっこ」について、設立から今に至るまでのお話を聞いてみました。

まずは自己紹介をお願いします

木のねっこ代表の岸岡美由紀です。
1979年生まれ。広島県安芸高田市出身、10歳のころ広島市へ転居。
3人の子どもの母。 友人からの情報で自然育児に興味を持ち、次女は森のようちえんに通園。長男は家族に見守られながら自宅でお産。

好きなことは、旅、おいしいものを食べること。 ぼーっとすること。YouTube鑑賞。伝統工芸、ものづくりを見ること。
作業療法士。 身体障害者療護施設、地域包括支援センター、高齢者デイサービス、特別養護老人ホーム、認知症グループホーム、放課後等デイサービスでの勤務経験があります。

木のねっこはどのようなフリースクールですか

自然体験やアート、食育、農、個人の興味のある学びを深める活動を通じて、こども自身が自ら育ち、個性豊かに自己表現できる環境を提供しています。

大人もこどもも 個人対個人として向き合い話し合いを重ね、学びたいことを選択・計画していきます。こどもの学びは 個人的なものと考え 尊重し、求められれば全力でサポートします。
こども(または親)がそれぞれ自分とじっくり向き合って、手足を伸ばして、地面にしっかり根を張る場所と時間を提供します。

フリースクールを設立しようと思ったきっかけを教えてください

長女の不登校をきっかけに、フリースクールについてネットや本で調べる。学びの場の選択肢のひとつとして、必要な場所だと確信する。次女の通う森のようちえんで母親同士として出会った横山顧問と共に「ないなら作ろう!」とフリースクールを設立しました。当初母親3人で設立しましたが、賛同してくれる方、ボランティアの方、みんなでできたフリースクールです。場所も、内容も、その時々に合わせて、変化していきました。

実際に設立してみてどんなことを感じましたか?

日本国憲法第26条では、
●すべて国民は、法律の定めるところにより、その能力に応じて、ひとしく教育を受ける権利を有する
●すべて国民は、法律の定めるところにより、その保護する子女に普通教育を受けさせる義務を負う。 義務教育は、これは無償とする。
とあります。つまり、学校に行かせるという義務はなく、それぞれのこどもに合った教育を受けさせる義務があると書かれているのです。
海外には教育の場の選択肢として、
〇公私立の学校
〇民間フリースクール
〇ホームスクーリング
があり、それらが政府に認められている国もたくさんあります。
しかし、日本には公私立学校しか選択肢がなく…日本の学校に行きたくない・行けないこどもたちの教育の場の選択肢がもっと増えて欲しいと思います。

運営していて印象に残っていることがあれば教えてください

子どもたちと一緒に企画した、キャンプや旅行も印象に残っていますが、年に数回やっている「木のねっこふぇす。」が、印象深いです。子どもたちの作ったものを販売したり、ダンスや漫才のステージ発表も見所です。ご近所の方も遊びに来て下さり、交流できるのも嬉しいです。自分の得意なことを、存分に発揮して披露できるイベントです。

これからどのような場所にしていきたいですか?

子どもの学びの場の選択肢の一つとして、子どもたちがイキイキ楽しく過ごせる場所を、これからも創造し続けていきたいです。地域の方との交流やコラボも、もっとしていきたいです。

SNSでの発信、動画編集作成と共に、情報を探査して記事を作り報道していくTansaの活動も継続していく予定です。

最後に、このページを見ている保護者の方々にメッセージをお願いします!

こんな居場所があるんだなって知ってもらうことから、自分の生き方や子どもの生き方には選択肢があると気づくきっかけになったら嬉しいです。インスタやYouTubeなどSNSで発信活動もやってますので、ご興味あればのぞいてくださいね!

活動にご支援ご協力頂けると、とてもありがたいです。ご寄付や協力会員は随時募集中です。

――インタビューは以上です。
貴重なお話を聴かせていただき、ありがとうございました。

◆フリースクール「木のねっこ」の詳細はこちら
https://miraitizu.com/freeschool/53484
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