フリースクールインタビュー企画!
今回は全国各地でフリースクールを開催している「サドベリースクール アルママ」について、設立から今に至るまでのお話を聞いてみました。
まずは自己紹介をお願いします
はじめまして。
荒川区で2023年から、自宅で小さなサドベリ―スクールを開校しました、園田たきねです。3人の子ども達と一緒に、会社員をしながら、できることからスタートしました。
月1回の幻のスクールから始まり、今では、ありがたいことに賛同して集まってくださった仲間に恵まれ、週2回の開校ができるまでになりました!
また、2023年11月の荒川ビジネスプランコンテストで最優秀賞をいただき、信頼も得られるようになりました。
コンテスト当日の様子やプレゼン内容を東京MXさんが取材してくださいましたので、ご紹介させていただきます。
https://youtu.be/JLihyQ0OaKs?si=WBQ-DAF9nXwa8z9s
サドベリースクール アルママはどのようなフリースクールですか
サドベリ―スクール アルママは、子どもが本来持っている生きる力を100%信頼するスクールです。
エビデンスに則って、子どもたちに寄り添い「やりたい!」をを大切に、そこから学びを深めています。
私達は、子どもたちの幸せを最優先に、将来、子どもたちが個性を活かし自立した社会生活がおくれることを目的としています。
そのため、スタッフは成長や発達に特化した専門性の高いメンバーです。
特別顧問には、発達で有名な道灌山学園保育福祉専門学校の講師をお招きし、スタッフは公認心理士、保育士、コーチ、社会福祉士などのメンバーで運営しています!!
具体的に学べる内容、科目教育にとどまらず、職業体験、マネー教育、プロによる料理教室、デザイン画教室など幅広く学ぶことが出来ます。特に社会に出てから必須になるマネー教育は、スクールの予算を子ども達と一緒に立て、簿記2級のスタッフを中心として学んでいきます。
スタッフの詳細については、HPをご覧ください。
フリースクールを設立しようと思ったきっかけを教えてください
当時小学3年生の長男が、学校に行きたがらなくなったのがきっかけです。
ちょうど同じタイミングで、小学1年生の長女も3ヵ月で「学校に行かない」とはっきりと言い切りました。相談もなく、もう彼女の中では決まっていたことが衝撃でした。
そうはいっても、私達夫婦は共働き。学校に行ってくれないと、働けません。
そのため、校長先生や担任の先生のご協力を得ながら、何とかして学校に通わせようと試行錯誤していましたが、そのうち長男が不眠症になりました。コロナと重なっていたので、はっきりした原因は分かりませんが、このままでは誰にとってもよくないと気づき(気づかされ)、学校に行かない選択をすることに決めました。
でも、荒川区にはフリースクールがなく、また子どもたちが希望するフリースクールも近くにありませんでした。
そこで固定費削減のために自宅を購入することを決意、自分でサドベリータイプのフリースクールを開校する決心をしました♪
実際に設立してみてどんなことを感じましたか?
振り返ると、嘘みたいに良い事ばかりの一年でした♪
右も左も分からないままに、想いだけで始めたフリースクールですが、本当に、思い切ってやってみてよかったと心の底から思っています。
想いに賛同して集まってきてくださる人たちが気持ちのいい方ばかりで、毎日が楽しいです✨
初めて、こんなにも世界は寛容だったという事を知ることができました。
サポートしてくれるスタッフやボランティア、保護者の方、ご寄付を下さる方や企業様、賞を下さった荒川区。また、たくさんの区役所の方々など、本当に挙げたらきりがないぐらい、多くの方に支えられて今があります。
そして、子ども達とスクールで一緒に過ごす日々が、楽しくて、楽しくて♪
子ども達の何気ない会話、アイディア、考えなどに教えてもらう事ばかり。
このような貴重な経験は、スタートしなければ得られなかったことです。
本当に勇気を出してスタートしてみてよかったです✨
私の人生を変えるほどのインパクトをいただいています。
運営していて印象に残っていることがあれば教えてください
子どもたちがきっかけでスタートしたフリースクールですが、実は、模索する中で「私自身が、もう一度幼少期に戻って、自分の人生を生きなおしたい」と痛切に感じていることに気づき、いてもたってもいられず邁進しています。
そんな好きでやっているフリースクールにたいして、よい活動なのでぜひ続けて欲しいと、10万円ものご寄付を下さる方が数名もいらっしゃいました。
私達の活動を、心から応援してくれる方々。
自分だったら、そんなお金の使い方をできるだろうか。
賛同して下さり、応援や支えていただける喜び。感動で涙が溢れました。
このフリースクールを通して、日々感動をいただき、勉強させていただくことばかりです。
これからどのような場所にしていきたいですか?
学びは、もっと自由でいい!!
たくさんの子どもの個性がキラキラと輝くような、スクールにしていきたいです✨
「やりたい!」を実現することで、「好き!」を見つけられます。
「好き!」が見つかったら、そのあとは強い!!
その好きから、どんどん学びは深まり、自信に満ちていきます。
いろいろと試して、失敗もいっぱいして、好きを見つける大切な作業を一緒に進めていきます。
科目教育に囚われず、焚火、ゲーム、職業体験、マネー教育、学びは尽きません。
特に今後、自由な人生を歩むために必要になるマネー教育には、子ども達と一緒にスクール運営の予算を通して力を入れていきます💪
サドベリ―スクール アルママの調査によると、荒川区には400人程度のフリースクールのニーズがあります。
まだまだ知られていない、荒川区初のフリースクール 「サドベリ―スクール アルママ」。
もっともっと、必要としている子どもたちに声を届けたいです。
そして、子どもの個性がキラキラと輝くような街にするのが夢です。
数年以内に、2校目を作りたいです!!
最後に、このページを見ている保護者の方々にメッセージをお願いします!
学びは、もっと自由でいい!!
公教育に合う子もいれば、合わない子もいます。
・憲法の教育を受ける権利
・教育機会確保法
・子どもの権利条例
実は、さまざまなルールで、子どもが自由に学ぶ権利が保障されています。
今は、「学びを選択できる」時代。
これからの時代は、これまでの時代とは違います。必要とされる学びが変わりつつあります。
子どもたちは、楽しくてワクワクする学びが大好きです。
本来、学びは楽しいものです。好きなものが見つかれば、主体的に学んでいきます。
成長するのは楽しい。大人になるのは楽しい。そんな夢を抱いて大きくなってもらえたら、私たちはこのうえなく幸せです。
子ども達の個性や可能性は無限です。
子どもが個性をキラキラ輝かせて社会に出られるよう、全力で私たちは寄り添いサポートし、みなで成長していきます。
※サドベリ―スクール アルママに通っていただきますと、都からご家庭に対して子ども1人あたり2万円の支給があります。
(ここまでお読みいただきありがとうございました✨)
――インタビューは以上です。
貴重なお話を聴かせていただき、ありがとうございました。
- ◆フリースクール「サドベリースクール アルママ(荒川区) ※東京都フリースクール等利用者等支援事業(助成金)対象スクール」の詳細はこちら
- https://miraitizu.com/freeschool/67797
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