【インタビュー】フリースクール「工芸技能学院」に設立の経緯を聞いてみました

フリースクールインタビュー企画!
今回は東京都でフリースクールを開催している「工芸技能学院」について、設立から今に至るまでのお話を聞いてみました。

まずは自己紹介をお願いします

【代表者・和田伊都子】

学生時代、中学教員(通常学級)を目指していましたが、教育実習先のクラスに気にかかる生徒がいて、その後、発達障害の勉強に取り組みました。
施設・作業所でのボランティア活動、入所施設勤務、専門学校に勤務し境界線の生徒指導等々を経験し、現在の工芸技能学院を多くの方々のご支援の下、設立しました。
(中学校教諭1種・高等学校教諭1種・特別支援学校教諭1種、各免許有り。)

工芸技能学院はどのようなフリースクールですか

発達が気になる・学校になじみにくいお子さんの学校です。美術工芸教育により、精神的安定と自己肯定感を高めています。集団が苦手・絵を描いたり物作りが好き・一人で何かに取り組むことが好き、というお子さんの学校です。

中学卒業後の「高等部」、高校卒業後の「専門校」 (いずれも途中入学も可能) を運営しています。(小中フリースクールについてもご相談に応じています)

フリースクールを設立しようと思ったきっかけを教えてください

義務教育後の行き場に悩む青年期を中心に事業展開をしておりましたが、不登校の小中学生の相談件数も多いことから、フリースクールも手掛けるようになりました。

子どもたちは、「人が多い所や騒がしい所が苦手。」なタイプです。

実際に設立してみてどんなことを感じましたか?

設立初期の頃は、工芸技能の理念が先駆けすぎて、理解していただくのに苦労しましたが、この数年は、親御さん方がよく勉強されており、相談のお話の際、より具体的な話がお互いにできるようになってきたと感じます。

子どもたちは、「工芸技能は静かなので、居心地がとてもいい。」と言います。

 

運営していて印象に残っていることがあれば教えてください

始めて相談に来る子どもたちは、自信を失っていて、何をしてもどうせ駄目だろう、という様子ですが、工芸技能を見学すると、表情が明るくなり「ここに通いたい!」と嬉しそうに言います。

不安でいっぱいだった親御さんも、子どもの笑顔を見て、バーッと明るい笑顔となります。

これからどのような場所にしていきたいですか?

「ここに通いたい!」「自分のやることがある!」「居心地が良い。何だか楽しさを感じる。」という子供たちの気持ちを一番大切にしていき、前向きな気持ち・生きることの楽しさを胸に抱く大人に成長していく場所であり続けたいです。

最後に、このページを見ている保護者の方々にメッセージをお願いします!

工芸技能の生徒さんたちは、大人しくて優しく、静かに一人で過ごすことが好きなタイプです。

まずは一見、お気軽にご相談・見学にいらしてください。お子さんは体験もできます。緊張の表情をしていた子どもたちが、明るく楽しそうな表情になります。

子どもたちの表情がすべての答えとなります。

――インタビューは以上です。
貴重なお話を聴かせていただき、ありがとうございました。

◆フリースクール「工芸技能学院」の詳細はこちら
https://miraitizu.com/freeschool/1951
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