
フリースクールインタビュー企画!
今回はオンライン(Zoom等)でフリースクールを開催している「Mirai.α」について、設立から今に至るまでのお話を聞いてみました。
まずは自己紹介をお願いします
はじめまして。代表のMaru.と申します。
Mirai.α運営事務局の一員として、オリエンテーション、自習ルーム、無料交流イベント、保護者トークルームなどを担当しています♪
どうぞよろしくお願いいたします。
【性格について】
真面目で基本的には一生懸命。でも、合理主義で面倒くさがりな一面もあり、よく引き出しが開きっぱなしです(笑)
友人からは「しっかりしてるのに、どこか必ず抜けてる」と言われることが多く、ドジをして周囲の方に笑ってもらえれば、本人としては満足。
ただ、笑えないドジをしてしまったときは、10時間くらい落ち込むことも…。
逆境で力を発揮するタイプだと思っています。「絶対乗り越えてやる!」と燃えるのですが、実は気が小さいです。
誰かの役に立てると、とても嬉しくなります。
【保有資格】
・不登校訪問支援カウンセラー
・子ども発達障がい支援実務士
・栄養士
・食生活アドバイザー2級
【家族構成】
・優しいけれどちょっぴり頼りない夫
・なんでも器用にこなすスーパーじぃじ
・高IQ&発達障がいの凸凹息子
・鳴き声だけベイビーな、口髭男爵のおじいちゃん猫
Mirai.αはどのようなフリースクールですか
今までにないタイプのオンラインフリースクールだと思っています。
カリキュラムはなく、開校時間は365日・朝9時〜夜9時までとかなり長め。
予約制なので少し手間はかかりますが、それ以上に大きな価値があると感じています。
【「支援したい講師」と「支援を必要とするお子さま・保護者さま」とのマッチング】
誰かの言葉に勇気づけられた経験、
あの先生との出会いが今の自分をつくってくれたこと、
あの時の温かい言葉に救われたこと——
そんな記憶、皆さまにもきっとあるのではないでしょうか。
お子さまにとって、支援する大人との「相性」はとても大切です。
「この人が好き!」と思える大人との出会いが、未来への一歩につながると信じています。
Give your future a little something extra.
あなたの未来に、+αを。
フリースクールを設立しようと思ったきっかけを教えてください
さかのぼること20年以上前、私は大学在学中に「筋痛性脳脊髄炎/慢性疲労症候群」を発症しました。
「学校に行くのがしんどい」「頑張りたいのに頑張れない」——そんな日々を長く経験しました。
そのときの思いを忘れかけた頃、息子が不登校に。
ある朝の登校時の話。
校門の前にたどり着くと、息子は私の顔を見つめながらボロボロと大粒の涙をこぼし始めました。
普段は大人っぽい息子が、周囲の子どもたちを少しも気にすることなく、ただただ泣き続け、その姿は「自責の念」と「やりたくてもできない」もどかしさで溢れていました。
私は初めて「この子は頑張っていないわけではない」と確信。
そこから不登校児童の保護者としての日々が始まりましたが、現実は想像以上に厳しいものでした。
田舎町では居場所がほとんどなく、体調を崩したことも重なり、仕事も事実上の休職に。
周囲からの心ない言葉や視線も、日常的に浴びました。
そんな経験を通して、「私以上に大変な思いをしている保護者の方がいるのでは」と思うようになり、
「私にも何かできることはないか」と考え始めたことが、Mirai.α設立のきっかけです。
実際に設立してみてどんなことを感じましたか?
設立前は講師募集に不安を抱えていました。
しかし、いざ募集を始めてみると、たくさんの方々が賛同してくださり、
「ワクワクする!」「こういうフリースクールを探していました!」という声をいただきました。
先生方には感謝でいっぱいです。
運営していて印象に残っていることがあれば教えてください
まだ開校して間もないのですが、すでに心に残る出来事がありました。
授業中、お子さまの方から講師に「今度〇〇をテーマにした授業をしてほしい!」とリクエストがあったのです。
お子さまが「学びたい」という気持ちを自ら言葉にして伝えてくれたことに、私たちはとても感動しました。
自分の興味や関心をもとに学びを広げようとする姿勢は、本当に素敵で、まさにMirai.αが目指している“自発的な学び”のかたちだと感じています。
これからも、そんな前向きな声がたくさん生まれる場にしていきたいと思っています。
これからどのような場所にしていきたいですか?
・多くの素敵な出会いが生まれる場所
・ホッとできる場所
・心に光が灯る場所
・明るい未来につながるきっかけの場所
・たくさんの笑顔が咲く場所
・「受け入れ・受け入れられている」と実感できる場所
・自分のことがもっと好きになる場所
・学びたいと思える場所
・コミュニケーションは楽しいと思える場所
・大人のことが好きになれる場所
そんな場所を、皆さまと一緒につくっていきたいです。
最後に、このページを見ている保護者の方々にメッセージをお願いします!
こうしてお読みいただき、本当にありがとうございます。
私は、不登校児童の一保護者です。
すべての苦しみが分かるわけではありませんが、私の経験がお役に立てることもああるかもしれません。
抱えているたくさんの思いを、ぜひ私たちに共有させてください。
少しでも、保護者の方々の肩の荷をおろすことができるように。
お子さまたちが安心して学びを楽しめるように。
Mirai.αは、皆さまの心に寄り添いながら、共に歩んでまいります。
――インタビューは以上です。
貴重なお話を聴かせていただき、ありがとうございました。
- ◆フリースクール「Mirai.α(ミライドットアルファ)」の詳細はこちら
- https://miraitizu.com/freeschool/101221
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