フリースクールインタビュー企画!
今回は東京都 / オンライン(Zoom等)でフリースクールを開催している「フリースクールLincoln」について、設立から今に至るまでのお話を聞いてみました。
まずは自己紹介をお願いします
名前 赤松 卓人(あかまつ たくと)
1983年生まれ。瑞江在住。2児の父。
システムエンジニア、BtoB向けイベントプロモーション制作会社、介護施設管理の仕事を経てコンサルティング会社に転職。その中で事業を立ち上げ、現在は江戸川区内で保育園と子ども向けロボットプログラミング教室を経営。
何事も全力で取り組むが、体を壊すなど家庭と仕事を両立出来ずに離婚を経験。常に将来への不安を持ち、生きることに悩み続ける。その中、出産を機に考え方や価値観が激変。息子が待機児童となり日本の問題に直面したことから瑞江・篠崎で保育園2園を立ち上げる。同時に独立をして瑞江で子ども向けロボットプログラミング教室を開設。
今後は様々な人の様々な人生の選択肢となるきっかけを作っていきたいと思い、地域の学びサロン、フリースクール、通信制高校サポート校の開設に至る。
趣味は野球観戦、ダイビング、子どもの笑顔写真撮影。
フリースクールLincolnはどのようなフリースクールですか
子どもにとって現状、家庭と学校以外の世界がないという状況が多い。その中でプラスアルファの選択肢。新しい世界というものを子どもたちの選択肢として提供していきたい。そのためにフリースクールLincolnがあるという位置付けで考えている。なので、やりたいことや、ここで過ごすにあたっては最低限のルールを守ることができればあとは自由に好きに過ごしていよという場所。
フリースクールを設立しようと思ったきっかけを教えてください
三点ある。一つ目は元々プログラミング教室ロボ団を運営している中で、保護者の方から発達障害や不登校に関する相談を受ける機会がありフリースクールを作る必要性を段々と感じるようになった。二つ目は自分自身に子どもが二人いて、二人とも小学生になった。その中で、いつ何時「学校に行きたくない」ということが起きてもおかしくないなと実感した。三つ目は社会的に見ても不登校・発達障害と診断を受ける子どもは増加傾向にあり、これまでの制度では掬える範囲にいない子どもが増えているのも現実としてある。加えて少子化が起きている今いかに、今いる子どもたちを大切にしていけるかが重要だと思う。その中にフリースクールという新しい居場所を作ることによって社会に将来参加していける子どもたちを増やすことの意義は大きいと考えた。
実際に設立してみてどんなことを感じましたか?
運営して1年ちょっと経過しているが、実際に通ってくれている生徒を見て今の制度上だけでは、どうしても適応しない子どもが実際にいることを目の当たりにした。社会的制度が全員に行き届いていない現状をみて、やはりそういう場所(フリースクールのような)新たな選択肢をこれからも大切にしていきたいし、今後も広げていきたい。
運営していて印象に残っていることがあれば教えてください
保護者と面談していく中で、家庭の中だけで全て解決が難しいということを改めて感じている。既存の相談機関だけでは足りていないというか、対応しきれないことも事実としてあり、リアルな状況を聞いていることが印象的である。
また他者からすると、些細なことでも、本人にとって重要であったり、そういった、一見小さな事柄も学校だけでは対応は難しいということを目の当たりにした件が印象的である。
これからどのような場所にしていきたいですか?
もちろん生徒数が増えてほしいと思っている。多様な価値観やバックボーンを持つ子がいていいんだ、そんな子もいるんだと学び合える環境になるといい。そうやって相互に理解し合える安心できる場所にしていきたい。
大人も子どもも関わる人が増えて 江戸川区といったらフリースクールリンカーンですよねという場所にしていきたい。
最後に、このページを見ている保護者の方々にメッセージをお願いします!
まず相談してほしいと思っています。声を出すことは大変だと思いますが、どんな小さな悩みでも相談してほしいです。もちろん全て解決できるとは思っていませんが、新たに何か踏み出す第一歩のお手伝いができれば嬉しいです。子どものことも、もちろん重要ではあるが保護者の心の健康も、重要だと考えています。なので、まずは気軽に相談に来てほしいです!!
――インタビューは以上です。
貴重なお話を聴かせていただき、ありがとうございました。
- ◆フリースクール「フリースクールLincoln」の詳細はこちら
- https://miraitizu.com/freeschool/81028
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