【インタビュー】フリースクール「ACCESS International School」に設立の経緯を聞いてみました

フリースクールインタビュー企画!
今回は東京都でフリースクールを開催している「ACCESS International School」について、設立から今に至るまでのお話を聞いてみました。

まずは自己紹介をお願いします

校長の赤嶋かなえです。20代は塾講師、予備校の英語講師として働き、2000年から3年間カナダのハリファックスに家族で在住しました。現地の幼稚園(Halifax Early Childhood School)、小学校(Inglis Street Elementary School)にて教務経験を積み、英語を教えるための資格(TESOL, TEFL等)、小学校で英語を教える資格(J-Shine)等を保有しています。不登校の生徒との関わりは37年になります。

ACCESS International Schoolはどのようなフリースクールですか

ACCESS International Schoolは、小学1年生から中学3年生までを対象とした完全英語のフリースクールです。また、アメリカ通信制高校のサテライト校として高校卒業資格を取得する高校生コースを併設しています。英語が初めての方から帰国子女まで、どのレベルの方にも対応するカリキュラムを整えています。

フリースクールを設立しようと思ったきっかけを教えてください

不登校の生徒に英語を教え始めたのは今から37年前のことです。個人ベースで不登校の生徒をサポートしていましたが、より多くの子ども達の居場所を提供できるようにと、完全英語のフリースクール運営をスタートしました。

実際に設立してみてどんなことを感じましたか?

日々の学校生活に疲れ、不登校を経験した子ども達が、なぜか英語の世界では居心地の良さを感じ、自信と笑顔を取り戻していく姿を数えきれないほど見てきました。英語で世界が変わると信じて、英語での教育の場を提供し続けています。

運営していて印象に残っていることがあれば教えてください

先日Performance Dayを開催しました。選択科目のArtやMusicで学んだことを保護者や関係者の前で発表しました。Music Concertでは、通学前は自宅に引きこもっていた生徒たちが、大勢の大人の前でウクレレを合奏し、周囲のリズムに耳を傾けながら自分の演奏に集中する姿に保護者の方から大きな拍手をいただきました。Art Exhibitでは壁画やデジタルアートなどを飾り教室が素敵なギャラリーに変わりました。

これからどのような場所にしていきたいですか?

失敗も笑い飛ばしてくれる外国人講師たちの明るさや大らかさに安心感を覚えてもらえる場所です。転地療養のような新しい環境で希望を感じ、「英語」という他の子ども達にはできないことで自信をつけ、他人と違うことを素晴らしいと考える英語圏の考え方に居心地の良さを感じる場所にしていきたいと思います。

最後に、このページを見ている保護者の方々にメッセージをお願いします!

英語のスクールに通うことは言語を習得するだけではありません。英語圏の文化に触れ、英語圏の人々のものの考え方を自然と学んでいきます。言語の習得とともにおおらかに人を受け入れ、自分も他人も大切にする心が育って行きます。英語環境の中で元気を取り戻した子ども達は様々な道に進んで行きます。今まで通っていた小中学校に戻る、転校して日本の小中学校に通う、インターナショナルスクールに転入する、海外留学。必ずしも英語環境を続けないケースもありますが、心が元気になった子どもたちの目はキラキラと輝き、新しい環境へと歩み出しています。どのような道に進んでも、ACCESS International Schoolで身に着けた英語力と完全英語の環境の中で体験したことが彼らにとっての大きな自信の源になると確信しています。

――インタビューは以上です。
貴重なお話を聴かせていただき、ありがとうございました。

◆フリースクール「ACCESS International School」の詳細はこちら
https://miraitizu.com/freeschool/53044
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