フリースクールインタビュー企画!
今回は大阪府でフリースクールを開催している「きみの森 不登校の親子のための居場所づくり」について、設立から今に至るまでのお話を聞いてみました。
まずは自己紹介をお願いします
初めまして!きみの森の代表カワベと申します。
当ページへ辿り着いて下さり、ありがとうございます。
私は、子どもが二人いますが、
二人とも小学2年生より、学校へ行かない選択をしています。
不登校を通じて、家族、友人、学校、勉強のこと、
自分自身の生い立ち等々、様々なことを考える機会となりました。
今は、学校や周囲の方々にオープンに状況を共有することで
沢山の方々に支えて頂き、子ども達を一緒に見守ってもらっています。
とは言え、不登校の悩みは想像以上に辛く、悩みが絶えない日々でした。
多くのご家庭でも同じように悩んでいる方々がいらっしゃると思います。
みんなで手を取り合い、一緒に歩んでいきたいと思い
団体を立ち上げました!どうぞ宜しくお願い致します。
きみの森 不登校の親子のための居場所づくりはどのようなフリースクールですか
まずは…
★学校を休んでも大丈夫!あなたは一人じゃない、仲間がいるよ
と知れる場所です。
そこで、自分を取り戻してもらいます。しんどい時は、ゆっくりと過ごしてもらえるよう、安心で安全な環境を提供します。
落ち着いてきたら…次のステップです。
(強要は一切しません。全て、子ども達のタイミングを待ちます)
★主体…子どもが主体!に行動を
★行動…考えるより、やってみる!経験を重んじる!
★自己理解…本当の自分を知ることで、他者も知る
以上3つに重点を置いて、子ども達が自ら行動できるよう、同じく環境を整えます。
不登校にある子ども達は、主体的な子が多いので、彼らが思う存分力を発揮できるよう、きみの森では、ただただ環境を整えることに専念します。
1番大事なのは、子ども達の意見や声、考えに耳を傾けることです。私たちは、子ども達を尊重し、接しています。
フリースクールを設立しようと思ったきっかけを教えてください
周囲に、近くに、頼れる施設がないので作りました!
場所があったとしても、我が子が「行きたくない…」という場所ばかりで困りました。
だったら、作ってしまおうか!という気軽な気持ちでスタートしたのが、始まりでした。
どんな場所にしようかな?と悩んだ時は、子ども達に相談をしました。
きみの森は、学校へ行かない選択をした子ども達の言葉によって、形となった場所です。
実際に設立してみてどんなことを感じましたか?
不登校にある子ども達の可能性や力を感じます。
たまたま、既存の教育システムに合わなかっただけなのだと感じています。
子ども達との触れ合いを重ねる度に、彼らに教えてもらうことが沢山あります。環境を整えさえすれば、子ども達は健やかに成長できるのだと実感します。
現在に至るまで、紆余曲折がありました。公的な支援がない点などが厳しい条件でしたが、多くの心ある方々の支援によって、現在まで活動を継続することが出来ています。
不登校にある子ども達を応援している大人達がいることを、子ども達や保護者の方々へ伝えたいエピソードです。
決して一人ではない、口に出さずとも応援して下さっている人が多くいると感じています。
運営していて印象に残っていることがあれば教えてください
子ども達の優しさ、楽しさ、面白さ、たくましさ…
文章になると嘘のような事が沢山あります。
きみの森は体験を重視しているので、是非足を運んで感じて頂きたいです。
この空気感は現場でしか味わえないと思います。
これからどのような場所にしていきたいですか?
拠点を構えて、毎日開催が目標です!
子ども達がいつでも、好きな時に足を運べる場所を作りたいです。
そして、保護者の方々も、子ども達に関わっている職業の方々も、
皆が一同に集い、話し合いができる、
子ども達も大人達も気軽に集える場所にしたいです。
最後に、このページを見ている保護者の方々にメッセージをお願いします!
きみの森に来てくれる子ども達だけでなく、
きみの森に来ていない子ども達のことに想いを馳せています。
子ども達だけでなく、大人も悩みは尽きません!
みんな同じです。
一緒に語り合い、話し合って、解決への道を探していきましょう!
未来への道は必ずあります。
――インタビューは以上です。
貴重なお話を聴かせていただき、ありがとうございました。
- ◆フリースクール「きみの森 不登校の親子のための居場所づくり」の詳細はこちら
- https://miraitizu.com/freeschool/10917
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