褒める、の落とし穴

こんにちは。

不登校になった多くのお子さんが、自己肯定感が低い状態になっていますよね。

とにかく自信がなくなって、自分を責めて、動けない。

動くためには、とにかく自己肯定感をあげようと思って、とにかく子供を褒めて褒めて褒めまくる!!!

こういうこと、していませんか?

私は、してました!!!

「ちゃんとお礼が言えて、凄いね!」

「挨拶きちんとできて、凄いね!」

「今日は勉強できて、凄いね!」

「嫌なことを嫌って言えて、凄いね!」

「お風呂に入って、凄いね!」

「歯磨きしたんだ、凄いね!」

「パジャマから着替えたんだ、凄いね!」

「今日も1人で留守番してくれて、偉いね!」

とにかくほんの少しでも、些細な変化を見つけては、凄い凄いと褒めちぎって、これで自己肯定感が上がるはず。どんどん元気になるはずって思ってました。

でも、ある日、ふと思ったんです。

自分ならどう思うかな?

お礼を言う、挨拶をする、お風呂に入る、歯磨きをする、着替える・・・その他色々。

そうね、私が2歳の子供で、初めて1人でできましたってことなら、褒められたら嬉しいかもしれない。

でも、今アラフォーで、できて当然のことをやっていたから褒められても、嬉しくないんじゃない?

むしろ、バカにしてるように思えて、腹が立つような・・・?

それって、子供でも一緒じゃないのかな・・・?

褒めるって、難しい

そもそも、褒めるって難しいんです。

大学生の時、私は体育会の部活に入っていました。とっても厳しくて、後輩の指導もきっちりするって部活で。

練習中は、区切りのたびに、後輩は先輩に、アドバイスを求めに行かないといけませんでした。

その時に、「必ず1つは褒めること」が、先輩には、特に幹部と言われる3年生には、代々課せられていたんですね。

これが、本当に難しくて。

その子が、今どういう課題に取り組んでいて、前回はどんな感じで、今日はその課題に対して少しでも手応えを感じられたかどうかを見極めて、褒める。

そこが上達してなければ、自分は気がついてないかもしれないけど、他のこのポイントについては上達してるよって指摘しないと、本人は嬉しくないんですね。

できて当然のことを褒められても、ぜんっぜん嬉しくない。

とは言いながら、やっちゃったこともありますけどね。自分より上手な子に、「これが出来てるから凄いと思う」って言ったら、「そんなこと前からできてます」って、不服そうに言い返されて。あちゃー、みたいな。^^;

ああ、褒めるって難しいなって毎日思いながら、練習に参加していました。

そしてこれ、子供に対しても同じなんです、きっと。

自分に置き換える

時間を今に戻して、例えば自分が毎日してることに対して、いちいち家族が褒めてきたらどう思うだろう?

旦那さんや、お義母さんが、毎日毎日、

掃除してたら、「掃除してて、偉いね!」

ご飯つくったら、「毎日ご飯作ってて、凄いね!」

トイレ掃除したら、「トイレ掃除できて、凄いね!」

布団を干したら、「へえ〜、布団なんて干せるの!!偉いね!!」

 

・・・・ぜんっぜん嬉しくない!!むしろ、ムカッとします。^^;

だってなんだか、待遇の良いシンデレラみたいじゃないですか?笑

なんなん、褒めといたら機嫌よくやるって思ってるんやろ!ハラタツ!!なんて、

もしかしたらそんなこと考えてないかもしれない、裏の気持ちを勝手に考えて、余計に腹がたつと思うんですよね。

じゃあ、どうしたらいいかって、答えはそんなに難しくなくて、

「今日もご飯ありがとう。美味しいよ」

「毎日トイレ掃除してくれてるから、気持ちよく使えるよ。ありがとう」

「布団干してくれたの?今日は気持ちよく眠れそう!嬉しいな」

 

そう、「ありがとう」の一言でいいんです。もしくは、「嬉しい」

 

褒めるってね、なんかちょっと上からの言葉。

赤ちゃんじゃないんだから、挨拶も、お礼も、できますよね。

今は状態が悪くてできなかったとしても、その子の能力として、できて当たり前のことだったら・・・褒められても、全然嬉しくないのではないかな?

勉強だって、しなかったら自分が困るだけなんだから、褒められるのっておかしいし、

お風呂だって歯磨きだって、やらずに体が痒くなったり、虫歯になったり、臭いって言われたりしたら、それも自分が困るだけ。

お留守番は、小学校低学年とかだったら、確かに難しいかもしれない。

それでも、褒められるよりも、感謝される方が、嬉しいのではないかな?

 

そう、褒めるよりも、喜ばれる方が効果的なんだそうです。

思い出してみれば、赤ちゃんのころ、新しいことができるようになって、「凄い!!」って褒めてきたけれど、その「褒める」行動の裏には、新しいことができた喜び、子供の成長を喜ぶ気持ち、そして感謝の気持ちがありませんでしたか?

だから、赤ちゃんも、ママの喜びの感情を感じ取って、嬉しかったのではないかな、って思います。

褒めるよりも、喜びを

今、子供を褒めている行為の裏には、単純な喜びの感情ではなくて、「これだけ褒めたんだから」みたいな、相手の次の動きに勝手に期待する気持ちがのっかってないですか?

それだと、褒められても、あまり素直に受け取れないんじゃないかなって思います。

確かに、褒められることが効果的な場合もあるけれど、喜びや感謝の感情の方が、より効果的だと言われています。

そして、「褒める」ことではなく、「喜び」を伝えようとしたら・・・・。

自然と、伝える場面も、伝え方も、変わってきます。

 

子供が自分を否定する姿は、親からしたら本当に辛いものです。

でも、どうか焦らないで。

「喜怒哀楽」という言葉の最初の言葉が「喜び」であるように、嬉しい気持ち、感謝の気持ちをきちんと見つけて伝えていけば、「怒る」と「哀しみ」を通り抜けたら、きっと「楽しい」毎日がやってきます。

子供は確かにまだ未熟だけど、自分と対等の人間として、「褒める」よりも「喜び」と「感謝」を伝えていってほしいな、と思います。

 

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