【インタビュー】フリースクール「フリースクールSora」に設立の経緯を聞いてみました

フリースクールインタビュー企画!
今回は岐阜県でフリースクールを開催している「フリースクールSora」について、設立から今に至るまでのお話を聞いてみました。

まずは自己紹介をお願いします

令和6年度からフリースクールSoraを開校しましたNPO法人 L i f e あんしんねっト代表の桒原健治と申します。

この12年間、高齢者・障がい者の支援活動をおこなってまいりましたが、昨今の不登校の子どもさんの急増に鑑み、これからは主に不登校の子どもさんを支援したいと思いフリースクールを始めました。

私自身、以前から日本の学校教育には疑問があり、不登校の子どもさんが増えるのはやむを得ないものと感じています。

但し、学校に行かなくても将来の道はたくさんあり、自分もそうでしたが子どもさんにはそれが分からないのです。

それならば我々大人が、子どもさんに寄りそい、一緒に考え、できるだけ多くの選択肢をしめすべきではないかと考えています。

今はご家族もつらい時期かも知れませんが、必ず開ける未来はあると信じています。

 

 

フリースクールSoraはどのようなフリースクールですか

子どもさんが「自分で考え自分で決める」ことをお助けします。

勉強・遊び・スポーツ・音楽・読書など、世の中には無限の楽しみがありますが、まずは今の自分が楽しめるものを見つけることが大切かと思います。

将来の夢を持ち、少しづつそれを目的にしていけたらいいですね。

我々は、そのお手伝いをしたいと考えています。

フリースクールを設立しようと思ったきっかけを教えてください

私の長男も高校2年から不登校となり退学しました。その後、通信高校へ入り、自己推薦で大学に行き、今は普通に生活しています。

私たち夫婦もそうでしたが、どの親御さんも自分を責め、子どもの将来を心配されていると思います。

しかし、不登校になってもその先にはいろんな選択肢があり、自分の道はいくらでも切り開いていけます。

当法人が、そのきっかけになれることを願っています。

 

実際に設立してみてどんなことを感じましたか?

今のところ(令和6年5月時点)、フリースクールSoraのメンバーは私とうさぎのミミだけです。

毎日、早朝と夕方、ごはんをあげて一緒に遊んでいます。

私は昔から生き物が好きで、いろんな生き物を捕まえてきては家で飼っていました。

いい歳になって生き物の可愛さをあらためて感じています。

子どもさんたちにもこの可愛さを知ってほしいと思っています。

運営していて印象に残っていることがあれば教えてください

現在、不登校の子どもさんがフリースクールに所属しているのは不登校生全体の3%にも満たないとのデータがあります。

まだ立ち上げたばかりですが、いつ生徒さんが来てくれるのかは予想できません。

一番ネックになっているのは費用の問題です。

最近、フリースクール学費の補助金を出してくれる自治体もちらほら出てきましたが、大半の自治体では補助金は出ません。

将来、生徒さんが増えるようであれば、自治体への陳情を行い、補助を訴えたいと考えています。

 

これからどのような場所にしていきたいですか?

自分で自分の一日を決められるよう、子どもさんに伴走したいと考えています。

それには、子どもさんにいろんな選択肢を提示し、世の中には楽しいことがいくらでもあると理解してもらいたいです。

自由で心が安らげる場所になれれば一番うれしいことです。

最後に、このページを見ている保護者の方々にメッセージをお願いします!

不登校、今は大変な時期だと思います。

但し、必ず嵐は静まります。

それには我々大人が、子どもたちを見守り、子どもたちを尊重し、自分の知りうる限りの選択肢を提示してあげられるよう、我々も知識を得る必要があります。

学校教育の是非はともかく、まずは子どもさんが今を楽しめる環境作りが肝要かと思います。

――インタビューは以上です。
貴重なお話を聴かせていただき、ありがとうございました。

◆フリースクール「フリースクールSora」の詳細はこちら
https://miraitizu.com/freeschool/79557
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