ナミの日記『長女について⑨』

長女が中1の頃は、同じ制服を着た子を見ると苦しくなったり(しかも学校と家がとても近い)泣きたくなったり、学校周りを避けて通ったりしていました。もちろん堪え切れず不意に涙が出てくる事も何度もありました。

2年生になり、夫の単身赴任も始まり、私はとにかく明るくいようと決心し、子供たちが笑ってくれたらと気持ちもゆるゆるで過ごす事を心がけました。
そう決めて学校の事もあまり気にせず暮らすと、凄く楽でした。
長女も表情が少しずつではありますがゆるくなり、笑ってくれる事も増えました。
テレビを見ながら一緒にご飯を食べて笑ったり、サザエさんでみんなでじゃんけんしたりできるようになりました。(1年の頃は同じ時間に晩御飯を食べることも難しい時がありました。)
夫は月一で帰ってきてくれていましたが、ある時帰ってきた際に、長女が暇だと言ったのを聞いて、暇なら勉強しろよ、というような事を言ってしまいました。
もちろん長女は傷ついて怒り、部屋に閉じこもりました。
私は少しずつ積み上げたものが崩されたなぁと思いました。さすがに夫もダメな事を言ってしまったと思った様子でした。その後、「今は長女のいう事ややる事を否定しないであげて欲しい」と伝えました。夫も反省した様で了解していました。
夫は夫なりに長女の事を気にかけているのはもちろん分かります。(長女の推しのライブにサプライズ的に応募し、連れて行ってあげたりしていました。長女は私と行きたかった様ですが…。それでも楽しんで帰ってきたようでした。)
ただ、表現が下手なので、それまでの過程がない(ように見える)し、色々と突然なのです。
大人である私でも、長年付き合ってやっとそういう人なのだと理解できたんですが、子供たちにはわかるはずがありません。更に夫は子供の目線に立つ、という事をしません。良く言えば子供扱いしない、という事かもしれませんが、割と小さい頃からずっとそうなので、子供たちにしてみれば甘えにくかったと思います。(ただこれは夫の生い立ちに関係すると思います。夫の事なので詳細は書けませんが。)

私と言えばもともと本当にだめな人間で、何も自慢できるところもなく、自己肯定感が物凄く低く、でも人に迷惑をかけてはいけない、ちゃんとしなければという思いだけは強く、それがまたプレッシャーになり上手くいかなかったりという性質でした。子供の役員に当たった時にも(しかも代表などに当たってしまう)ちゃんとやらなければ!という思いで潰されそうになったり、子供の為の役員なのにその仕事に押されて子供の事が二の次になってしまったり、本末転倒でした。
子育てに関しても、自分があまり出来ない子供だったので、ちゃんと育てないといけない、私のような思いをさせたくないという気持ちが強く出てしまっていたかもしれません。

そのような夫と私のせいで、長女が苦しくなってしまったのかなと、いつもいつも考え自分を責めていました。

そして長女が中2になってからゆるゆる過ごす事を続けて半年ほど経った頃、長女の自傷が(見える限り)増えていない事に気がつきました。ゴミ箱にも血のついたティッシュが入っていない日々が続きます。

favorite読んでくれた人へのメッセージ

気持ちを整理する為にあえて書いてます。読みづらいところも多々あると思います。申し訳ありません。

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