ナミの日記『長女について⑤』

中学校の入学式では、お友達と桜の下で笑い合って写真を撮りました。とても嬉しかったのを覚えています。
入学から2週間程たった時、また以前のように起きられなくなります。そろそろ部活も決め始める頃でした。何でもいいので部活に入って楽しく学校に通ってくれる事を夢見ていましたが、入る事すら出来ませんでした。
ただ、起立性と診断されていた事もあったので、この時休み始めた時には無理に行かそうとはもちろんせず、まぁ遅刻でも行けそうなら行ったらどうかな?くらいの声かけで様子を見ていました。
休み始めは週末お友達にノートを見せてもらったり、家で教科書を読むなど少し勉強にふれていたものの、そちらも長くは続かずすぐに全く勉強はしなくなります。
もともと食が細く好き嫌いが非常に多い長女ですが、さらに食べる事に対して欲求がなくなり、めんどくささ、だるさの方が勝ってしまうようで、寝転んで携帯を触っている時間が長くなっていきました。雰囲気もとても暗く、目も以前とは違い光がないように見えました。
そんな中、夏前ころに長女の腕に切り傷がたくさんあるのを発見します。
私は衝撃を受け、激しく動揺し、身体がずんと一気に重くなったような気がしました。
見つけた時は冷静を装い、何か声はかけたのは覚えていますが、具体的に何を話したかは思い出せません。
その後必死に自傷について調べました。自傷している子に対して、とめてはいけない、心配している事を伝えて手当てだけしてあげる、どこを見てもその様な事が書いてありました。長女の性格上、面と向かって「傷を手当てさせて欲しい」などを伝える事は逆効果だと思ったし、話の途中で怒り出してしまう事も考えられたので、ライン(これなら読んでくれるだろうと思ったのです。)で心配している事と、1人ではないよという事などを考えに考えて送りました。
もちろん返事はありませんでしたし、その後行為がなくなったりはしませんでした。
長女は小さい頃から寝つきも悪く(小学校3年生くらいまで手を握ったり体をさすってないとなかなか寝ませんでした。)もともと夜型のようで、夜中に自傷をしているようでした。朝長女の部屋のゴミ箱に血のついたティッシュが沢山入っているのを毎日見て、生きた心地がしませんでした。私は更に自分を責めました。この様になってしまったのは全部自分のせいだと思いました。仕事に行っても何をしていても長女の事を考えない時は1秒もありませんでした。
私は昔から朝型人間だったのですが、出来るだけ長女がその行為をしてしまう時間をなくしたくて、夜次女が寝た後に少しですが長女を誘い一緒にゲームをしたり、携帯の使用時間も午後8時までに設定していたんですが、やる事がなくなると色々考えたりイライラして、してしまう様でしたので11時まで延ばしたりしました。(この対応は合っていたのかはわかりません。)

favorite読んでくれた人へのメッセージ

自分の気持ちの整理と吐き出しの為に書いています。読まれて不快な思いをさせてしまう事もあるかもしれません。申し訳ありません。

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