しろくまの日記『不登校になって何が不安なのか』

よく、親の役目は「魚の釣り方を教える事」と言ったりしますよね。今までは、魚を与えて子供を元気に大きく育てるだけでよかった。

大きくなってきて、魚の釣り方を教える段階にきて、まぁプロがだいたい教えてくれるから!と思っていたら

魚釣りのプロに教えてもらえなくなって、え?私一人で魚の釣り方教えなきゃいけないの?え?え??

という感じ。だって、私、魚の釣り方教えた事ないし、自分自身も自信なく、なんとか小さな魚しか釣れてこなかったのに、1番大事で大切な息子に、魚の釣り方全部教えなきゃいけないの?パニック!!不安!!教えられる気がしない!というか、どうやって教えたらいいの?

て、慌てふためいている中、息子の心の状態だったり、私の不安が入り混じって、魚釣りの初生徒、息子君と、魚釣り初心者の私、しょぼい釣竿と小さな船に乗って

いきなり大しけの海に放り出された気分なんです。

目の前にいる息子君は、とっても信頼できる頼もしい生徒。優しくて面白くて、頑張り屋さんで泣き虫で可愛くて友達や家族が大好き。ただ、私に自信がない。私が今まで、大物をたくさん釣ってきて、学校なんかより魚釣りの教え方上手いよ!て、自信たっぷりな人間だったらよかったでしょう。でもさ、私も初心者なんだよー。なのにいきなり荒波で、船酔いはするし、効くと思っていた酔い止めは効かないし、これからさらに海が荒れるのか、さざなみになるのか分からない。

天気だってどうなるか分からない。そんな中、落ち着いて魚釣りを教える事なんて、出来ないよーという状況。

そう、これが1番の不安なんだ。

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