【インタビュー】フリースクール「フリースクール ネモ 習志野 / 市川」に設立の経緯を聞いてみました

フリースクールインタビュー企画!
今回は千葉県でフリースクールを開催している「フリースクール ネモ 習志野 / 市川」について、設立から今に至るまでのお話を聞いてみました。

まずは自己紹介をお願いします

はじめまして、フリースクールネモと申します。

千葉県の習志野市(京成大久保駅)と、市川市(市川駅・市川真間駅)の二か所でフリースクールを運営しています。

20代から40代の不登校経験者4名が常勤のスタッフとして働いていて、他にも親の立場として電話相談や親の会を担当してくれている人や、学生・社会人のボランティアさんもいらっしゃいます。

フリースクール ネモ 習志野 / 市川はどのようなフリースクールですか

フリースクールネモは「安心と楽しさ」を大切にしているフリースクールです。

あらかじめ決められたプログラムは無く、ネモに来てなにをするかは、自分で自由に決められるので、普段はテレビゲームやボードゲーム、おしゃべりやものづくりなど、それぞれのメンバーが好きなことをしています。

みんなで何かをやりたい時やお金のかかることをやりたい時には「ミーティング」で提案して、フリースクール全体の企画として実現することもできるかもしれません。

また、年齢の上限がないので、小学校低学年くらいの年齢から、20代まで、幅広い年代の人が来ているのも特徴です。

フリースクールを設立しようと思ったきっかけを教えてください

フリースクールネモの活動がスタートしたのは2010年のこと。

当時千葉県にはフリースクールや不登校の子どもの居場所があまりありませんでした。自分たちが子どもだったころ、気軽に通える範囲に通いたいと思える場所があったら良かったのに…

そんな思いで活動をスタートしました。

実際に設立してみてどんなことを感じましたか?

活動をスタートさせてすぐに引っ越しをしなければならなかったり、東日本大震災があって世の中全体が「フリースクールどころではない」という時期もあったり、困難の連続でした。

それでも今日まで続けてこれたのは、活動を応援してくれた多くの皆様のおかげや、世の中にとって必要な場所だと感じてもらえた結果だと思います。

運営していて印象に残っていることがあれば教えてください

一日一日の活動、一人一人との出会いを大切にしている場所なので、一つだけを上げるのはとても難しいです。

ただ、合宿やクリスマス会、ハロウィンパーティーなどの行事は、多くのメンバーの印象に残っている活動だと思います。

これからどのような場所にしていきたいですか?

これまで通りの「安心していられる場所」であることは大前提にしながら。
「好きなこと、楽しいことに出会える、見つけられる」場にもしていきたいと考えています。

フリースクールネモには、いろんな年代の仲間やスタッフがいて。
中にはコーヒーや歴史、工作や音楽にはまっている人も居るし、ゲームに本気で取り組んでいる人もいます。

最初は、なんとなく見ているだけでも大丈夫。
いつか気が向いたら一緒にやってみて、そのうち自分も夢中になれるものを見つけられる、そんな場所になれたら嬉しいです。

最後に、このページを見ている保護者の方々にメッセージをお願いします!

わたしたちは、フリースクールだけでなく「親サロン」や「ひきこもりサロン」「電話相談」などなど、さまざまな活動をやっています。

お子さんが「どこかに行きたい」「友達をつくりたい」という時は、もちろんフリースクールを利用してくれたら嬉しいですが「まだ、もう少し休みたいよ」という時にはどうぞ焦らず。まずは親サロンや電話相談などをご活用ください。

お子さんが安心して、楽しく休める環境を一緒につくっていきましょう。

――インタビューは以上です。
貴重なお話を聴かせていただき、ありがとうございました。

◆フリースクール「フリースクール ネモ 習志野 / 市川」の詳細はこちら
https://miraitizu.com/freeschool/4793
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