ナミの日記『長女について④』

家での暴れる行為はだいぶ落ち着いてきたように見えていましたが、依然イライラ(オンラインゲームで負けて机を叩く、大声を出すなど)と朝起きられない症状は続いていました。
6年生が終わり、中学生になるにあたって朝起きられない症状が続くのはまずいと思い、思春期外来を受診します。この頃自分でも調べたりして、起立性調節障害を疑っていました。もう少し早く受診しても良かったのですが、早期思春期症の診断もあったので体がしんどいのかな、と思っていたのと、起立性の事自体を知らなかったこと、また、まだ心のどこかでは「早寝をして頑張れば起きられるのでは?」という気持ちがあったので、このタイミングになりました。(起立性によくある、午後になれば元気になる、友達とは遊びに行ける、学校は行ったら行ったで楽しそうに帰ってくる、などもあったので。最初から素直に受け入れる事は難しかったです。)
案の定起立性の診断がくだり、定期的な検診と、心理士さんとの面談もしていく事になりました。そこで病院の先生からは、「もうどっちみちだからゆっくりでいいんじゃないかな」というような事を言われました。当時の私にとってその言葉はとてもショックでした。これから中学生になって頑張っていこうと思っていた矢先に、それを無理だと否定された気持ちで衝撃を受けたのを覚えています。その時はなぜそんな事を言うんだと、ちょっとした怒りのようなものすらあったんですが、ただ、後になって先生の言った事は間違いではなかったと思い知らされる事になります。頑張れると思っていたのは私だけで、先生も恐らく長女本人も難しいことは分かっていたのかもしれません。

favorite読んでくれた人へのメッセージ

過去の、しんどかった事をあえて書き出しています。ひどい母親だったと思います。ただ当時は長女を「普通」に戻そうと必死にもがいていました。読んでいてもしんどいと思います。それでも読んでくださった方には感謝しかありません。ありがとうございます。

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