未来地図編集部
フリースクールインタビュー企画！
今回は東京都 / 千葉県でフリースクールを開催している「おうち学校 つむぎ」について、設立から今に至るまでのお話を聞いてみました。
まずは自己紹介をお願いします
はじめまして。「おうち学校つむぎ」代表のとっきーです。小学6年生、3年生、保育園年長の母でもあります。今年の3月末まで小学校で教員として勤務していました。現在小学6年生の息子が、4年生の後半あたりから行き渋りが始まりました。週の前半は自宅で過ごし、後半はケロッとして登校する、という生活を送っていましたが、4年生の終わりごろにはほとんど登校できていませんでした。5年生に進級し、心機一転！と登校しましたが、新学期3日目からパタッと登校しなくなったので、私自身も真剣に息子の日中の居場所探しを始めました。しかし、日中、学校に行かない子どもたちが過ごす場所が圧倒的に少ないことを痛感しました・・・。小学校教員としての経験と、学校に行かない子どもをもつ親として、私にできる居場所づくりをしていきたいと思っています。どうぞよろしくお願いいたします。
おうち学校 つむぎはどのようなフリースクールですか
毎日の生活の中には学びがたくさんあります。くらしながら、あそびながら、学びが深まるようにサポートしていきます。工作や季節の手仕事（味噌づくり、梅干しづくり、ヨモギ団子づくり、他）、裁縫、畑作業、料理（お昼ご飯やおやつ作り）など、手や身体を動かす活動がメインです。また、徒歩2分の所に広い公園があるため、外で思いっきり、身体を動かす活動もできます。おにごっこや坂道でのお尻すべり、なわとびなど、遊び方は無限に広がります。拠点はおうちですが、いろいろな場所に出向いて、活動の幅を広げていきたいと考えています。
フリースクールを設立しようと思ったきっかけを教えてください
自己紹介にも書きましたが、息子が学校と距離をとるようになってから、日中に子どもが安心して過ごせる場所の少なさに衝撃を受けました。子どもが子どもらしく生き生きと過ごせる場所を増やしたいと思い設立しました。居場所が増えることは、選択できる場所が増えることにもつながります。今日はこっちに行ってみようかな、明日はあっちにいってみようかな、と子ども自身が選べるようになるといいなと思っています。「おうち学校つむぎ」は、週に3回のフリースクールです。他の居場所との併用でも、所属の学校との併用でも構いません。
実際に設立してみてどんなことを感じましたか？
「おうち学校つむぎ」は、4月に設立したばかりで、現在は体験を受け入れている段階です。今後、体験者の声などをお聞きして感じたことなどを、またインタビューに載せていきたいと思います。今しばらくお待ちいただければと思います。
運営していて印象に残っていることがあれば教えてください
設立したばかりのため、まだこちらに載せられるようなことがないのが現状です。ですが、冬休みに体験会を行った際には、参加した子どもたちが生き生きと、そしてのびのびと過ごす姿がたくさん見られました。小学校1年生から6年生までの全学年のお子さま、10名の参加がありました。はじめは緊張していた子どもたちでしたが、遊びを通して仲良くなっていました。一緒にお昼ご飯（このときはカレーライス）を作ったり、畑で大根の収穫をしたり、公園で思いっきり遊んだりしながら、自然と異学年交流もできていました。学年も住んでいる場所もみんなバラバラでしたが、とても楽しい体験会となりました。
これからどのような場所にしていきたいですか？
来てくれる子どもたちの個性を大切にしながら、「やってみたい！」を叶える場所にしていきたいです。料理やものづくりなどは。子どもたちの意見を尊重していきます。材料や道具には限りがありますが、その中でできることを考えて、子どもたちと一緒に作り上げていく場所を目指しています。「おうち」という場所の強みを生かして、我が家のように安心して過ごすことができる場所、温かい雰囲気の居心地の良い場所にしていきたいです。
最後に、このページを見ている保護者の方々にメッセージをお願いします！
私自身も日々悩みながら子どもと向き合って過ごしている母の一人です。その子にとって「心地良い居場所」は、本当に人それぞれだなと感じます。そしてその居場所を見つけることは、本当に難しいと感じています。「おうち学校つむぎ」は、お子さまが安心して日中過ごすことができるように全力を尽くします。随時体験を受け付けていますで、ぜひ一度遊びに来てください♪
――インタビューは以上です。
貴重なお話を聴かせていただき、ありがとうございました。
- ◆フリースクール「おうち学校 つむぎ」の詳細はこちら
- https://miraitizu.com/freeschool/77964
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