こんにちは。
先日は、「その不安は誰のもの?」というタイトルで、不安についてのコラムを書かせていただきました。
今回は、「不安をとりあえずは取り去ることはできたけど、また新しい不安が・・・・」という、不安の波に悩まされてる場合に、私がやってる対処法について、書かせていただこうと思います^^
さて、突然ですが、「風の谷のナウシカ」という映画をご覧になったことはありますか?
私、ジブリの中でも好きな映画の一つで、音楽も正解感も、なんだか痺れるーーーー!!!と思いながら、大人になった今でも大好きです。
そのナウシカですが、「腐海」という、毒を吐く植物がはびこった世界がテーマなのですよね。
人々はガスマスクをつけ、王蟲などの不可思議な生き物に怯え、それでも日々を必死に生きています。
ナウシカの生きる「風の谷」は、どうやら風向きなども良いらしく、なんとか腐海の魔の手(?)から逃れた場所で、ガスマスクがなくても生きられる場所です。
ところが、他国が侵略をしてきて・・・色々対応しなければならないことが増えて、ある日、住民が見つけるんです。
腐海の植物が侵食している風の谷を!!
ちょっとセリフなどはうろ覚えなのですが・・・風の谷の人たちは、こんな風に悲観するんですよ。
「もっと早くに見つけることができていれば・・・!!」「ああ、こんなところまで根っこがはびこってきてしまっている!!!」
そして、大婆様の一言。
「焼き払うしかあるまい」
・・・・・・。
なんで突然映画レビューを始めたのかって思いました?笑
そりゃそうですよね。
でもね、私、この「腐海」にまつわる騒動、「不安」に侵食されるのと似てるなあって思うんです。
気がついたら育って、大きくなってる「不安」。
それを払うには、もう根こそぎ焼き払うしかない。
そりゃあ・・・すっごい覚悟が必要ですよね。
また新しく安心して生きる場所を探さないといけないし、その先で落ち着いたとしても、また腐海に飲まれるかもしれない。
そしたら、またやり直し。
不安も一緒で、むくむくと大きくなってしまって、毒を吐きまくるようになってしまったら、もう大変!!!
でも、まだタネのうちに見つけて、それを育たないようにしていたら・・・?
腐海は育たないまま、空気は綺麗なままです。
なので、私は、ふと不安になった時。
たとえば、「来年通信制に入っても、本当に勉強するのかな?」「通学コース行きたいって言ってるけど、今も朝起きれないのに、起きれるのかな?」「このまま勉強しないで、将来仕事に就けるのかな?」などなど、ふと、子供たちの将来のことや今の状況を見て、不安になってしまった時。
自分で自分に、「あ、不安のタネを見つけたな」って呟いて、「育てないように、そうっとしておこう」と言い聞かせます。
そして、そのことについて、考えるのをやめます。
だってほら、タネが育ったら毒を吐く木になって、それがもっと広がったら毒を吐く森になって、住めなくなっちゃう。
心配で心配で、そのタネのことをずーーーっと考えていたら、タネはその心配を栄養にしてどんどん育っちゃうんですよ。
挙げ句の果てには、毒を吐き出します。
だから、不安のタネには栄養をあげない!!!
そこにタネがあるなあって思って、そうっと置いておくんです。
そうっと置いておくだけのタネは、それはただの「心配」です。
心配は、育っても、毒を吐きません。
不思議だけど、そうなんです。
ほら、ナウシカで、腐海の植物も、「正常な空気と水で育てたら、この子達は毒を吐かないんです」って、ナウシカが見つけるじゃないですか。
それと一緒。
だから、これからも、子供の生活態度を見ていて、「この子このままでいいのかな?」って不安な気持ちになった時。
どうか、つぶやいてみてください。
「これは不安のタネだな。じーっと見つめて考えていたら、育っちゃって毒を吐き始めるから、そうっとしておこう」って。
もしくは、「これは、心配なんだよね」って、言葉を言い換えてみてほしい。
それだけで、意外と不安のタネは育たないんです。
やらなくてももちろんいいけど、やってみても、お金も時間もかからないから。笑
不安の腐海に侵食されてしまいそうな時は、ダメ元でいいので、一度試してみてくださいね。
陽でした。
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