オレンジの日記『帰省』

edit2025.12.30 62 0 personオレンジ

息子、娘、別の日に実家の祖父母のところに帰省。
小一時間話したり、一緒にお茶したりした。
どっちも楽しく和やかに話せてよかった。

息子は、車校の仮免証書を、祖母にも祖父にも見せて自慢してた。
免許とれたら、就活するんだと。
母（私）には感謝してると。
免許を取って、車が買えるように働いて、運転が上手になったら乗せてね、という祖母。
（援助は）免許代までだ。車は働いて買えるようになったら、それからだ、という祖父。
私一人が言ったらプレッシャーになるようなことでも
今の彼には、いいハッパになったらしい。
帰り道、免許とれたら中古車見に行こうと話をした。
頭金くらいは出してあげるから、ローンを月に１万からでいいから自分で払えるといいね、なんて話してみたら、頷いていた。
年末、大掃除手伝って、バイト代奮発するから、と言って、時給千円くらいで３つ分仕事してくれた。助かった。

娘。
来るまでは、いいこと言わなきゃ、なんて言ったらいいだろう
何か心配の種をもってきたらどうしようなんて、少しだけ気が重かった
でも会ってみたら、ずっと話してた。
クリスマスに食べたディナーの話。彼氏にもらったプレゼントの話。
おいしいお店の話。部屋の片づけの話。たくさん話した。
娘とは話の波長がとても合って、すごく楽しい、私が。
祖父母の家で、たこ焼きを一緒に焼いて、食べた。
ポテトチップスを一緒にあげた。
塩多いよー。ちょっと違うよー。うまーい！って、
母と娘でキャッキャしながら笑って作った。
お年玉を祖父母にもらい、私に督促し。
大学を休学して戻ってきたお金の話をしたら、引っ越しの援助をしてくれないかというから
ちょっと多めに振り込んでやった。
大学、続けてもいいし、休学延長してもいいし、やめてもいい。
私はあなたの味方だから。そう伝えた。

駅まで送って行った。
帰り際、さみしいって、泣いてた。
泣いてる顔みたら、不思議なもので、却って安心した。
大丈夫だよ。いつでも電話していいよ。
いつでも帰って来ていいんだよ。
引っ越し先でも会えるよ。そう伝えた。
彼氏と一緒に、遠くの町に引っ越すんだって。
私も今丁度、月に２度ほど行っている町に。
大学に入り直すんだって。
すごく寂しそうだったから、なんかもう会えないのかなって思った。
音信不通にだけはならないでねって約束した。ならないよーって言ってたけど。
大学のこととかで、また連絡するねって言ってたけど。
月１くらいで引っ越し先で食事をしよう、そう娘は言ってた。
改札口に向かって、遠ざかる娘。
いつかの息子みたいだった。
でも。
息子のときは、息子一人だった。
娘は、一緒にいる人がいるから、きっと大丈夫。
クレジットカード使いすぎて彼氏に怒られたんだって笑ってて、
彼氏の言うことなら聞くんだなあ。
私より、よっぽど彼氏の方が娘を上手に扱ってる、そう思った。当たり前か。
どこが好き？って聞いたら全部好きなんだって。

大学を続けても、働いても、結婚してもいい。
どこで誰と暮らしてもいい。私と少し、疎遠になっても、寂しいけれど仕方ない。
ただただ、幸せになってほしい。それだけだよ。

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