フリースクールこらんだむ

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◆運営者からのメッセージ紹介

フリースクールこらんだむは平成28年9月に群馬県前橋市で初めて開校されたフリースクールです。現在は10市町村から30名以上の子どもたちが利用しています。

私たちの理念は以下の文章のとおりです。

・・・

フリースクールは子どもを育てる場所ではありません。でも、子どもが育つ場所です。

学校に行かない。いわゆる「不登校」と呼ばれている子どもたちがいた。
彼らは友人や先生との人間関係等で悩み、学校に行けなくなっていた。
みんなが普通に行っている学校。みんなが当たり前に行くことができている学校。
行けない自分自身を責め、苦しんでいた。

母親はなぜ自分の子どもが学校に行けないのかわからなかった。
私の育て方が悪かったのか..そう自分自身を責めていた。
我が子の人生を考えると不安で不安でたまらなくなった。
時には子どもに厳しい言葉を浴びせてしまうこともあった。口を聞かなくなり、家庭不和にもなった。
どうしたら学校に行くことができるのか..そんなことを毎日考えていた。

でも今２人は笑い合ってご飯を食べている。
子どもは夢を語り、母親は笑顔で頷く。
温かい家庭がそこにはある。

フリースクールこらんだむ。
そこには今の自分に必要なものがあった。
何もしなくてもいいことが許される場所、自分の話をしっかり聞いてくれる人、自分と同じ状況にある仲間。
そのすべてが温かい。ありのままの自分を認めてくれて、受け止めてくれる。自分にとってかけがえのない居場所。明日が来るのが本当につらかったのに、いつの間にか明日が来るのが待ち遠しくなっていた。

こらんだむにはたくさんの大人たちがいる。みんな優しい。
そして色々なことを教えてくれる。自分の世界が広がっていく。

こらんだむでは色々な体験ができる。
その１つ１つが想い出であり、今の自分に繋がっている。

母親も驚いた。
「いってきます！」と笑顔で家を出ていく子どもの後ろ姿。バタンとドアが閉まった後、涙が出た。
そして気がついたら学校に行かないという選択もありかもしれない、そう思うようになった。
そうしたら、家庭の雰囲気もすごく変わった。もしかしたら今までよりもいいかもしれない。
なんとかなる。子どもの人生を応援する。不安がないわけではないけど、そう本気で思えるようになった。

本当にフリースクールこらんだむがあって良かった。
ここで過ごした時間は一生の宝物。
真っ暗だった世界に温かい光を差し込んでくれた、こらんだむ。
こらんだむがあったから、また笑顔になれた。
こらんだむがあったから、また頑張ろうと思えた。
こらんだむがあったから、今がある。本気でそう思っている。

・・・

私たちの支援を必要としている子どもを抱える方からのご連絡、お待ちしています。

主な特徴

安心安全な居場所を前提とした子どもの社会的自立支援

「こらんだむ」は、平成28年9月1日に群馬県前橋市で初めて開校したフリースクールです。

「こらんだむ」という名前の由来は、子どもには規則性はないという意味を込めて「子・ランダム」その子どもの個性を伸ばしてほしいという思いと、ダイヤモンドなどの宝石を磨く鉱石のことを「コランダム」と呼び、この場所でダイヤモンドなどの原石である子どもたちを磨きあげるという意味を込めています。学校に行けないことを気にしたり生きづらさを感じることよりも、いかに今この時間を価値あるものにしていくのか。こらんだむは価値ある時間を子どもたちと作り上げ、子どもの持つ可能性を磨き上げていく場所です。またルビーやサファイアの原石でもあるコランダム。色々な人との関わりや経験を通して、宝石の様にそれぞれの色に輝いてほしいという思いも込められています。

不登校児童生徒は年々増加し、令和3年度の文部科学省の調査によれば全国で２４万人を超える子どもが不登校状態になっています。不登校になった場合、「自分はダメな人間だ」と感じてしまい、その結果として自己肯定感が低下し、何事に対しても意欲的に取り組むことができなくなり、無気力状態となってしまう子どもが少なくありません。また学校に行けなくなることは居場所を失い、孤立に繋がっていきます。私たちは子どもたちがありのままでいられる安心安全な居場所つくりと、多様な価値観や考え方を認め、自然に人と人が繋がりやすい環境つくり、そして子どもの個性を伸ばすとともに、主体性を育む場つくりに取り組み、子どもたちが自分自身を認め、自分らしい人生を歩むことができる力を獲得できる状態を目指しています。

老若男女、60人を超える多様な大人の存在

安心安全な居場所を実現する上で最も大切なことは「その居場所にいる人」です。
居場所は物質的なものから作られるわけではなく、そこにいる人が作るものです。
つまり安心安全な居場所を作るためには、寛容で信頼できる人がその場所にいる必要があります。

私たちのフリースクールは60人を超える老若男女の多様なボランティアが在籍しています。
誰1人不登校であることを否定せず、子どもたちの成長を１番に考えてくれる方ばかりです。
またボランティアの方々には支援に必要な研修も定期的に開催しており、支援の質を高めています。

学校と連携し、子どもを真ん中に置いた取り組み（出席認定）

私たちのフリースクールは子どもが在籍する学校と密に情報連携するために、毎月出席報告書を提出しています。また事前に学校に出向き活動内容の説明も行い、学校側が安心して任せられる存在となれるように取り組んでいます。その結果として、ほとんどの学校において子どもの出席認定許可をいただくことができています。

また定期テストの受験やケース会議の参加など、子どもを真ん中に考えた取り組みを行っています。

勉強内容

・ICT環境を整備した学習教室を準備しています。
・プログラミング教室や美術教室など子どもの個性を伸ばす20以上のプログラムがあります。
・年4回の就業体験など社会実践の機会を提供しています。

卒業後の進路

9割以上の子どもが高校進学や学校復帰を果たしています。

費用

（フリースクールこらんだむ前橋校）
体験費：3,000円(3日分)　入会金：50,000円
月会費：会員コース（全日）　33,000円　準会員コース（月４回）　12,000円
　　　　(別途、施設管理費等で4,000円)
　　　　学習塾コース(月4回：60分)　15,000円

※ひとり親家庭児童、生活困窮世帯児童の利用に対しては、上記金額から利用料を最大半額する減免規定を設けています。

（フリースクールこらんだむ太田校）
体験費：無料
・太田市民の方
入会金：40,000円　
月　謝：会員コース 26,400円　　
　　　　準会員コース 9,600円

・太田市民以外の方
入会金：50,000円
月　謝：会員コース　 33,000円　準会員コース 12,000円
※ひとり親家庭児童、生活困窮世帯児童の利用に対しては、上記金額から利用料を最大半額する減免規定を設けています。

スクール概要

よくある質問

• Ｑ．フリースクールって何ですか？

  現在は学校にいきづらさを感じている子ども（不登校）の受け皿としての役割を担っている場合が多いですが、本来は学校というものも教育機関の1つであり、そう考えた場合にはフリースクールについても1つの教育機関の選択肢であるといえます。​​今後は受け皿としての機能だけではなく、多様な社会の中で必要な力を育てることができる場所として影響力を持っていくと考えられます。

• Ｑ．体験や見学はできますか？

  はい、できます。体験費は無料です。4回目以降については別途料金をいただいております。
  まずは一度見学にお越しいただき、雰囲気を感じながらお話しましょう。

• Ｑ．勉強を見てもらうことはできますか？

  はい、できます。しかしながら、個別指導や集団授業のような指導ではなく、子どもが自主学習する中で質問や疑問に回答するという形になります。

• Ｑ．出席日数扱いになりますか？

  フリースクールに通う事が在籍校の出席扱いとされるかどうかは、在籍する学校の校長先生が判断します。校長先生がそのフリースクールを「不適切」だと 判断しない限り、出席扱いになります。なお、こらんだむでは学校との連携を大切にしており、結果として今まで希望した子どもは出席扱いとさせていただいております。

• Ｑ．学校に戻ることができますか？

  フリースクールに決められた在籍期間はありません。学校への復学や、やりたいことや進む道が見つかり「こらんだむ」が必要でなくなれば卒業になります。１ヶ月でも何年でも小学校から１８歳まで、必要と感じればいつまでも在籍可能です。進路についてはご本人・保護者とご相談していただき、スクール在籍中は目標を持って学んでいきましょう。その結果学校に戻ることも、なんでもできる状態になっているはずです。フリースクールを利用し学校復帰された子どももおります。ゆっくり焦らずがポイントです。