こんにちは!暁(あかつき)です。
皆さま、いかがお過ごしですか?
うちは休校のままGWに入ってしまいました。
この休校で「みんなが休みだから気が楽~」というお子さんと
「せっかく4月から復帰しようと思っていたのに・・」と水を差されたお子さんといると思いますが
皆さんはどちらですか?うちは前者の方ですね。
さて、今回の新型コロナの影響による休校は、すごいインパクトですね。
歴史の転換点にいると実感します。
そして今回のことで痛感したのは
「今までの日本の教育は教室で対面で行う、の一択だった」こと!
だから教室へ行けない不登校の子たちは教育から排除されて苦しんできたんだなあ!と痛感しています。
娘は勉強が嫌いだったわけではない、集団生活に馴染めなかったのでもない、だけど宿題、部活、行事で忙しい学校がしんどかった。
高校中退した頃「他人の気持ちはよく読めるのに、自分の気持ちには気付けなかったんだね」と言ったら
「気づいてたよ、でも無視してた。中学生だから毎日学校へ行って、宿題も全部出すのが当たり前でしょ?」と。
そう言われたら、返す言葉はありませんでした。「他人(先生)の目標は頑張れない」とも言っていました。
そんな娘は7月に中退した後も半年以上、毎晩学校の夢をみてうなされていました、高校浪人してたから学校に行く必要はなかったのに。それくらい「学校へ行かなくては、でも、行けない」という葛藤は強かったのです。(今振り返ると、私自身の学校への執着も影響してたかも、ですが・・)
その後、単位制高校に再入学してもやはり通えなかったのですが、2年目に「フランス語、履修したいな」と言い出しました。ところが先生に「第二外国語は英語Ⅰの単位を修得してから、という規則なので・・」と言われて、かないませんでした。
「学校」にトラウマがある娘がフランス語を接点に「学校」に戻ろうとしたのに・・。何のための規則?学校に来なかった罰?と思ってしまいました。「教育は学校が与える」みたいな上から目線を感じました。
でも今は学校が困っています、だって学校に子どもが居ないのですから!
「家に居る子たちに、どう教育を届けるか?それとも、 IT 環境がそろわないから大した対策もないままズルズルと休校延長?」
「いや、休校は長引きそうだぞ」という空気の中、先生方、文科省、教育産業をはじめ色々な人が動き出してます。
オンライン授業を始めたり、やろうとする動きもあります。
もちろん「学校へ行かなくては!でも、できない・・」という状態の人が今すぐオンライン授業を受けるのは無理でしょう。むしろ「やっと家で落ち着けるようになったのに、家にまで学校が押しかけてくるの?勘弁してよ」と思う人もいるでしょう。
また、オンライン授業なのに「制服着用」を求めたり「課題を全員出しなさい」と先生がカリカリする例もあるらしく(どこまで管理したいんねん!)、そういう考え方の学校だとうまくいかないでしょう。
それでも!今まで「教室での対面授業の一択」だったのが家で教育を受けられる選択肢が増えるのは、長い目で見たらいいことだと思います。
ちなみに、今はまだ「オンライン授業」といっても「先生と生徒が同じ時間につながって授業をしている」というのもあれば、「朝の会や簡単な質問だけオンライン」であとは自習だったり、「配信動画を見る」など、色々なやり方が混在しているようです。
学校にパソコンや回線が少なくてオンライン授業を導入できない、セキュリティも厳しすぎ、パソコンも性能悪すぎ。そしてパソコンもスマホもない子はどうする?とか、困りごとや恨み言も聞こえてきます。
これまで対応を怠ってきたツケがきましたね。「学校に居ない子(不登校の子)」は今までもたくさんいたのにね!
そういう子達にどう教育を届けるか、真剣に向き合ってきたら今こんなに困ってなかったのにね。
とにかく学校は、今まで通りではダメだ、ということが突きつけられたのです。
まさに「コロナは令和の黒船」ですね。
私が何年も望んできたこと「教室以外でも教育を受けられるチャンス」がようやく巡ってきました。
これがうまくいけば「学校」という枠組みがゆるくなり、ひょっとしたら「不登校」という言葉もなくなるかもしれない。家で勉強をしたり、登校したり、自由に選べるようになるかもしれない。学びたい人が学びたくなった時に(学年に縛られず)ヒョイと簡単に学びにつながれるようになるかもしれない。まだまだ、先の話でしょうけど・・。
私は不登校の子の親として世の中に広がってきた「すべての子どもたちに教育を届ける」という流れを大事にしたい!「すべての子」の中には今まで不登校だった子も含まれている。それを先生や教育委員会に話すでも、SNSでも、どんな方法でもいいからアピールしていきたい!と思っています。
教育の目的は「子どもに将来自立できるための力をつけること」です。
そのための手段は対面授業でもオンライン授業でも、なんでもいい。
そしていずれの場合でも「生徒への理解、共感、リスペクト」なしにはうまくいかない。
逆にそれさえ押さえていれば何が必要で何が要らないか、見えてくるでしょう。
私の理想は「学びたい人がいつでも簡単に学びにつながれること」です。
そして、それを見守ったり励ましてくれる人(先生や友達、家族)がいれば、なおいいです。
最近にわかに「9月新学期説」も浮かび上がったりして、混迷を極めています。
でも、将来のことは誰にもわかりません。9月に新型コロナが終息している保証もありません。
大切なのは常に「今!」
「今、どうするか」が大切です。子ども時代の時間は貴重です。
今、何ができるか?何を与えられるか?必死に考えなくては!
幸い文科省が「臨時休校における学習支援コンテンツ」としてまとめサイトも作っています(教科書会社の授業動画もあり)。
それらを使って勉強してもいいし、何か興味をもったことをするでもいいので「我が子の今」を大切にしたいと思います。
それと同時に、世の中の流れがどちらに向いていくのかも、しっかり見届けたいと思います。
暁(あかつき)
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